日本マイクロソフトは20日、東京・品川本社にて、プレス向けの新作ゲーム体験会を開催した。今回体験できたのは、Xbox 360 Kinect『Kinect ラッシュ: ディズニー/ピクサー アドベンチャー』と『Kinect スター・ウォーズ』の2タイトル。まず前編では、『Kinect ラッシュ: ディズニー/ピクサー アドベンチャー』の中身を少しだけ紹介しよう。

『Kinect ラッシュ: ディズニー/ピクサー アドベンチャー』

『Kinect ラッシュ: ディズニー/ピクサー アドベンチャー』は、ディズニー/ピクサーのアニメーション映画5作品の世界を冒険できる、アクションアドベンチャーだ。収録作品は『カーズ』『トイ・ストーリー』『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン』『カールじいさんの空飛ぶ家』となっている。今回は『カールじいさんの空飛ぶ家』以外の作品の序盤をプレイすることができた。

誰もが知っている人気アニメーション映画5作品を楽しめる『Kinect ラッシュ: ディズニー/ピクサー アドベンチャー』 (C)Disney / Pixar

今回は巨大なスクリーン画面でのプレイ。迫力満点! (C)Disney / Pixar

プレイヤーは、各作品に登場するキャラクターの仲間として冒険に参加し、ディズニー/ピクサー映画の世界を楽しむことができる。ストーリーの追体験ではなく、オリジナルストーリーが展開されるのもポイント。もちろん、コントローラー不要で操作できるのもKinectならではの特徴。体の動きや手足の動きで楽しめるのだ。

各タイトルに用意されたステージは1本道ではなく、いろいろなルートが用意されており、何度でも楽しめるような仕掛けが随所に散りばめられている。ちなみに昨年12月に発売された『Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ』よりもアクション要素が強く、スピード感満載のゲーム性を楽しめるタイトルになっているようだ。

プレイヤーはオリジナルキャラクターとして仲間になって冒険に参加する (C)Disney / Pixar

ゲームの導入部分では子どもたちの会話から冒険のストーリーに入り込む (C)Disney / Pixar

本タイトルをプレイするには、自分の分身となるキャラクターを作成する。まずKinectセンサーの前に立ち、自分の全身をスキャンし、次に顔をスキャンする。すると、顔や髪型、現在着ている服装などを判断して、「ディズニー/ピクサー作品風」のオリジナルキャラクターが作成されるのだ。もちろん、キャラクターは作品ごとに用意されている。

性別を選択し、体や顔をスキャンした後、目の色、メガネの有無、髪型を決定すると、作品ごとに自分だけのオリジナルキャラクターが誕生する (C)Disney / Pixar

それでは、各作品の操作やミッションなどを紹介していく。また、今回は開発バージョンということで、ストーリーやアドベンチャー要素が異なる場合もあるとのこと。その点も留意していただきたい。

『トイ・ストーリー』の世界

『トイ・ストーリー』の世界をモチーフにした作品では、プレイヤーはウッディたちの仲間として、さまざまな問題を解決していくことになる。ゲーム開始時の舞台はサニーサイド保育園。ボニーとママがおばあちゃんを空港に迎えに行くときに、お気に入りのハリネズミのぬいぐるみ「ミスター・プリックルパンツ」がバックパックから落ちてしまった。ボニーたちが空港に到着する前に追いつくことが目的だ。『トイ・ストーリー』の主人公、ウッディと共に、知恵をしぼって、様々なミッションに挑んでみよう!

『トイ・ストーリー』のスクリーンショット (C)Disney / Pixar

ウッディと協力して置き去りにされたミスター・プリックルパンツを車に届けよう (C)Disney / Pixar

操作に関しては、腕をゆっくり振ると「歩く」、早く振ると「走る」、左か右に上半身をひねると「向きを変える」、その場でジャンプすると「ジャンプ」、手をまっすぐに伸ばすと「レーザーの示す方にミサイル発射」といった、多彩なアクションが可能だ。

足を使わずその場で腕を振ることで歩くことができる。『Mr.インクレディブル』や『レミーのおいしいレストラン』でも同様の操作が可能 (C)Disney / Pixar

腕を伸ばすとレーザーを発射し、ミサイルで特定のオブジェを破壊できる (C)Disney / Pixar

両手を左右に伸ばして綱渡りのアクションも可能 (C)Disney / Pixar

『カーズ』の世界

『カーズ』の世界では、映画でおなじみのライトニング・マックィーンやメーターも登場する。今回の体験会では、『カーズ2』に登場した「トーキョー」が舞台。ホリー・シフトウェルと一緒に優秀な諜報員となり、フランチェスコ・ベルヌーイに仕掛けられた爆弾を解除すべく、猛スピードで「トーキョー」を駆け抜ける。

『カーズ』のスクリーンショット (C)Disney / Pixar

また、『カーズ』の操作方法は、両手を前に出し、ハンドルを操作する感じでプレイするのが特徴だ。また、少し前のめりになるとブースト、その場で実際にジャンプするとジャンプ、両腕をまっすぐ突き出すとミサイル発射、その場で素早く回転するとスピンといったアクションも可能。

実際に車を操作しているような感覚でカーアクションを楽しめる (C)Disney / Pixar

カラダを前に傾けるとブーストしてスピードアップしたり、ジャンプしたりとアクロバティックなカーアクションが可能 (C)Disney / Pixar

『Mr.インクレディブル』の世界

『Mr.インクレディブル』の世界では、超怪力のスーパーヒーローになり、巨大な敵などを相手に様々なステージに挑んでいく。ゲーム開始時は、映画でおなじみの小さなスーパーヒーロー「ダッシュ」の後に続き、猛ダッシュをしながらさまざまな障害をクリアしていくことになる。

『Mr.インクレディブル』のスクリーンショット (C)Disney / Pixar

操作に関しては『トイ・ストーリー』と同様のアクションとなるが、巨大な岩の持ち上げやジャンプアクションといった、『Mr.インクレディブル』ならではのアクションが多く用意されている。

「走る」、「物を投げる」といったアクションは、他の作品で共通する部分も多く、操作を覚えやすい (C)Disney / Pixar

『レミーのおいしいレストラン』の世界

『レミーのおいしいレストラン』の世界では、プレイヤーはかしこいネズミになってパリの街を冒険。体験会ではパリの下水道が大雨によって水があふれる前に、食料を積んだ船を脱出させるというストーリー。仲間と共に地下の奥地へと進んでいく。

「走る」、「ジャンプ」といったアクションのほか「泳ぐ」ことも可能。また、両手を羽のように伸ばすことでゆっくり下降しながら飛ぶこともできる。ネズミならではの軽快なアクションが多彩で実に楽しい。

『レミーのおいしいレストラン』のスクリーンショット (C)Disney / Pixar

『カールじいさんの空飛ぶ家』の世界

今回唯一プレイすることができなかった『カールじいさんの空飛ぶ家』の世界では、主人公は自然探検隊員になって、少年ラッセルやカールじいさんと共に大冒険を繰り広げていくことになる。

『カールじいさんの空飛ぶ家』のスクリーンショット (C)Disney / Pixar

※画面は開発中のものです。

製品情報

ゲームタイトル Kinect ラッシュ: ディズニー/ピクサー アドベンチャー
メーカー名 日本マイクロソフト
ジャンル アクションアドベンチャー
対応機器 Xbox 360 Kinect専用
発売日 3月22日
価格 5,880円
CEROレーティング A(全年齢対象)

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