NOTTVの番組でMCを務める6人

アナログテレビ放送跡地の電波を使ってモバイル端末向け放送を行うmmbiとNTTドコモは16日、スマートフォン向け放送局「NOTTV(ノッティーヴィー)」の開局および同放送の対応端末に関する記者発表会を開催した。NOTTVは4月1日に開局予定で、対応端末の発売日以降、全国のドコモ販売店および対応端末から申し込みができるようになる。

NOTTVは従来のテレビ放送のような高品質・高画質の「リアルタイム型放送」と「蓄積型放送」をサービス利用料月額420円で楽しめるサービス。ソーシャルメディアとの融合など「放送と通信の連携」が図られている。発表会には番組でMCを務めるタレントの押切もえさん、敦士さんなどが招かれた。

発表会の冒頭、mmbi代表取締役社長の二木治成氏が登壇し、サービスの概要説明を行った。二木氏は、NOTTVについて、リアルタイム型と蓄積型の2つの放送形態から成り立つサービスと説明。リアルタイム型放送には3チャンネルが用意されており、通常のテレビ放送同様に時間軸に沿って放送が行われる。蓄積型放送では映像のみならず、電子書籍やアプリなどのスマホで楽しめるデジタルコンテンツも提供されるという。

放送エリアは順次全国に展開予定

申し込みはドコモ販売店や対応端末から行える

続いて登壇した同社常務取締役の小牧次郎氏からは、NOTTVの具体的なサービス内容の説明があった。リアルタイム型放送はnottv1、nottv2、nottv NEWSの3局からなり、週間284時間の生放送を予定している。これはドコモのXi中継システムを利用したものだという。小牧氏は「大型の中継車を必要としない新技術が生放送の概念を変える」と力強く語った。蓄積型放送で提供される放送コンテンツは携帯端末のSDカードにいつの間にか蓄積されるという配信スタイル。ニュース、音楽番組などのほか、電子書籍なども予定している。NOTTVの詳細はサービス紹介サイトで確認可能だ

豊富な生放送を予定している

Xi中継システムが日本の旬を実況中継する

蓄積型放送ではニュース、音楽番組などを配信

TokyoWalkerなどの電子書籍も蓄積型放送で楽しめる