「Let'snote CF-SX1」

パナソニックは、軽量・長時間・頑丈が特徴のモバイルノートパソコン「Let'snote」のモデルチェンジを行い、「SX1/NX1 シリーズ」を新たなラインナップとして発表した。発売は2月24日の予定で、価格はオープン。

SX1/NX1は、1,600×900ドット(HD+)の液晶を搭載した12.1インチノート。SX1には、スーパーマルチドライブを搭載しているが、NX1には搭載していない。スペックなどは、パナソニック、25.4mmまでスリム化した「Let'snote SX1」「NX1」の記事を参照してほしい。

今回のモデルは、2002年3月発売の「CF-R1」から数えて4世代目となる。天板には、一部のみ補強することで薄型化を達成した新ボンネットを採用するなど、厚みを従来機の36.6mmから25.4mmにし、約30%の薄型化に成功している。ただ、76cm落下試験や耐100kg加圧振動試験をクリアしており(メーカー保障はしていない)、従来機どおりの堅牢性を保っている。

「Let'snote」の進化

厚みを30%スリム化

新ボンネットを採用

76cmからの落下試験は、一般的なビジネス用机の高さである70cmから落下させても壊れないことを、耐100kg加圧振動は、満員電車の中で押されても壊れないことを想定しているという。発表会では、実際にモデルの女性がPCの上に乗り、壊れないことを証明した。

発表会では、実際にモデルがPCに乗っても(左)、壊れないことを証明した(右)

また、通常と軽量版の2種類のACアダプタを標準で添付するほか、HDDの場合、最大約8時間の利用が可能なバッテリ(S)と、同最大約16時間の利用が可能なバッテリ(L)が標準で付いている。

軽量ACアダプタは、出張など長期外出時の利用を想定しており、使用時の充電はできないものの、通常版の約半分の重量に軽量化されている。

同社では、バッテリとACアダプタを利用シーンに応じて、組み合わせを変えてほしいとしている。

上が軽量版、下が通常版のACアダプタ

そのほか、スマートフォンユーザー向けに、本体の電源オフ時でも充電可能なUSBポートを搭載したほか、無線LAN経由で本体のデータをスマートフォンにコピーできる機能(ファイルコピー)、休止中の本体をスマートフォンの指示で起動させ、本体を操作する機能(PCログオン)が追加されている。

スマートフォン連携のファイルコピー

スマートフォン連携のPCログオン

スマートフォンでPCログオンした場合

CHARGEと書かれているのが本体の電源オフ時でも充電が可能なUSBポート(最大1,500mA)

細かな機能では、キーボードの右側にも「Fn」キーを設け、「Ctrl+Alt+Del」の操作を片手でできるよう工夫されている。

なお、1月25日現在のヨドバシカメラの予約価格は、SX1のエントリーモデルが164,800円、SX1のスタンダードモデルが199,800円、NX1が194,800円となっている(いずれもHDD搭載モデル)。