2011年8月よりニコニコ動画にて配信されたアニメ『こぴはん』。そのオープニングテーマおよびエンディングテーマを収録したシングルが2012年1月25日に5pb.よりリリースされる。

アニメ『こぴはん』の主題歌CDが1月25日発売!

アニメ『こぴはん』のオープニングテーマ「ループ」およびエンディングテーマ「カナタ」を歌うのは、『こぴはん』に登場する個性的な女性キャラクター3人によるユニット「やゆゆ」。「美柱沙弥 (みはしら・さや)」(cv. 下田麻美)、「美柱沙遊 (みはしら・さゆ)」(cv. 長谷川明子)、「栂山ゆずき (つがやま・ゆずき)」(cv. 大久保瑠美)といった3人の名前の一文字ずつを組み合わせて命名されている。

そこで今回は、主題歌シングルの発売を前に、オープニングテーマ「ループ」、そしてアニメ本編では流れなかった幻のエンディングテーマ「カナタ」について、美柱沙弥役の下田麻美、美柱沙遊役の長谷川明子、栂山ゆずき役の大久保瑠美の3人が語ったメッセージを紹介しよう。

「やゆゆ」の3人。写真左より長谷川明子、大久保瑠美、下田麻美

下田麻美&長谷川明子&大久保瑠美の「やゆゆ」が語る『こぴはん』主題歌

――まずは、8月より配信されたアニメ『こぴはん』についての感想をお願いします

下田麻美「私が演じている美柱沙弥ちゃんは、非常にボーイッシュな双子のお姉さんになります。ご縁があって、双子役はいろいろとやらせていただいておりますが、男の子を演じる、女の子を演じるといったはっきりしたものは何度かあるものの、ボーイッシュな女の子というのを演じるのは非常に珍しいケースで、自分自身、すごく楽しみにして挑んだ作品でした。全7話の中で、私たち双子は第1話と第2話でけっこうガッツリと出させていただいているのですが、長谷川(明子)さんとは同じ事務所ということもあってとても親交が深く、本当に双子さながらの意思疎通ができていたので、マイク前でもものすごくやりやすかったです。沙遊、沙弥というキャラクターの掛け合いはすごくテンポが良く、とても楽しかったですし、これだけではもったいないので、ぜひこれからも2人の絡みを含めて、『こぴはん』という作品をいろいろな形でみてみたいなと思っている今日この頃です」

大久保瑠美「栂山ゆずきを演じました大久保瑠美です。実は元々、ゆずきではなく、沙弥役でオーディションを受けたのですが、その際にゆずきもやってみない? とおっしゃっていただいてゆずきも受けることになり、そのときは、『これはダメなんじゃないかな』って思っていました。ゆずきには女の子らしいところもあるのですが、ゆずきのお姉ちゃんのあさぎがすごく女の子らしく、どちらかというとゆずきはボーイッシュで、体育会系な女の子なんですよ。これまで、こういった役はオーディションを含めてほとんど演じたことがなく、本当に初挑戦だったので、『これで大丈夫なのかな』みたいなところもあったのですが、結局ゆずきを演じさせていただくことになりました。これまでにやったことのない役だったので、個人的にはすごく演じるのが楽しく、うれしかったですし、すごく可愛いな、カッコいいなと思いながら、ゆずきの良いところが出せるように楽しみながら演じさせていただきました。ゆずきは一応、第1話がメイン回で、トップバッターだったのですが、半分以上、双子にセリフを持っていかれたので、本当に私のメイン回だったのかなと、いまだに疑問です(笑)。『こぴはん』という作品は、ひとりひとりが主役なんですけど、こうやってオープニングとエンディングを一緒に歌わせていただくことで、ゆずきとしても、私としてもすごく嬉しいポジションにいさせていただいているなと思っております」

長谷川明子「私が演じる美柱沙遊ちゃんは、沙弥ちゃんと双子の姉妹なのですが、オーディションのときに絵を見せていただいたときから、すごく可愛いらしい2人組だと思っていました。沙弥ちゃんとは双子なんですけど、全然性格がちがっていて、収録前に台本を読んだときから、活発な沙弥ちゃんとおっとりした沙遊ちゃんというイメージがあり、そのイメージのまま第1話を演じさせていただいたのですが、もっとおっとりしていていいし、もっとほんわかしていていいし、もっと天然さんというか、不思議なところがあってもいいよ、というディレクションをいただきまして、もっともっとほんわか、おっとりした感じの沙遊ちゃんを演じさせていただきました。2人で一緒にユニゾンで、同じセリフを喋るところがあったのですが、そこを合わせるのが意外と大変で、最初はなかなか合わせられませんでした。でも、だんだん下田さんと息が合ってきて、上手く言えたときは、『ヤッター』ってガッツポーズするぐらい、すごく楽しかったです。『こぴはん』は、本当にひとりひとりのキャラクターから全然違った個性が出ていて、それぞれに面白く、いろいろなお話が何パターンでも作れちゃいそうな作品なので、双子のマンガも第1巻が発売されましたが、いろいろな媒体で、いろいろな世界で、『こぴはん』の世界が広がっていったらうれしいです」

(次ページへ続く)