2009年12月にモーニング娘。を卒業した久住小春が、1月23日発売の女性ファッション誌『CanCam』(小学館刊)で表紙を飾った。2011年8月号で10ページに渡る特集でデビューし、その反響の高さを受け11月号からは同誌専属モデルに。わずか数カ月で表紙を飾るまでに至った久住が、アイドルからモデルへの華麗なる転身について語った。

久住小春
1992年7月15日生まれ。新潟県出身。「モーニング娘。オーディション2005」にて第7期生として合格し、シングル「色っぽい じれったい」でCDデビュー。2006年にはテレビアニメ「きらりん☆レボリューション」の主役・月島きらりの声を担当するなど声優としても活躍する。2009年末にモーニング娘。を卒業し、「神戸コレクション2011 A/W 神戸公演」にゲストモデルとして出演するなど、モデル業を本格的にスタートさせた  拡大画像を見る

――人気雑誌で表紙を飾ることになった現在のお気持ちをお聞かせください。

久住「まだちょっと信じられないです。初めて『CanCam』に載せていただいた8月号はあくまで"お試し"という感じだったので、専属モデルになれたことだけでも驚いていました。ですから、まさか表紙を飾られるなんて本当に夢のようです。今では毎月撮影に参加していますけど、モデルとして学ぶことだらけなので、時にはヘコむこともありますよ(笑)。いろんな雑誌に目を通して、表情やポージングなどの基本的を勉強中です」

――同じ撮影でもアイドル時代のグラビア撮影などとは何か違いがありますか?

久住「モーニング娘。時代は圧倒的に男性ファンのほうが多かったので、"かわいい"と思っていただけることが重要でした。表情やメークも、どちらかと言えばすっぴん感のあるものだった気がします。モデルとしてお仕事を始めてからは、最先端のファッションに身を包んだ"かっこいい"女性であることが大事なんですよね。雑誌を手に取ってくれる方のほとんどが女性であるということは意識しています。その意識があるだけで、自然と表情の作り方が変わってきます。ちなみに、『CanCam』ではかわいい系の服を担当していますが、私服としては断然かっこいい系が好きなんですけどね(笑)」

――仕事の上で苦労する部分も変わってきたとか?

久住「仮に1日で終わる撮影でも、その前日を含めて仕事をしているという感覚があります。お風呂に少し長く入ってお肌の状態や体調を整えたり、友達に食事に誘われても泣く泣く断ったり…。モーニング娘。在籍中も自分の体調管理はしていましたけど、一番大事なのは当日という感覚でした。今は常に次の撮影を考えてコンディションを整えています。気持ちの面で準備していくことも大切ですね。撮影前日の夜は気合いを入れて寝てますよ~。『明日も超かわいく撮ってもらおう!』って(笑)。気持ちのノリ方で表情が微妙に変わったりするんですよ」

『CanCam』2月号

――ご自身の意識だけではなく、周りの反響にも変化があったようですね。

久住「街中などで声を掛けていただくことが増えました。しかも、同世代や少し上ぐらいの女性の方から。本当にありがたいことですね。仕事関係では、ドリームモーニング娘。として一緒に活動している安倍なつみさんや矢口真里さんにイジられますね。ライブのMCで『ところでキャンモ(CanCamモデル)はどうなの?』って話をふられたり(笑)。先輩たちが応援してくれるのも、すごくうれしいです」