早いもので、2011年もあとわずか。クリスマスが終わり、忘年会、年末とイベント続きで気忙しい時期だが、そろそろ新年に向けて「手帳」の準備も整えておきたいところ。そこで今回は、数ある手帳ブランドの中でも"ムダのないデザイン"と"自分らしく使える柔軟性"に定評がある「モレスキン」をピックアップし、今ならまだ購入できるオススメの手帳を紹介する。

新たな使い方を提案する新商品

「モレスキン」といえば、伝統的な黒いハードカバーのノートやダイアリーを思い浮かべる人も多いだろう。そういったコアなファンの多い定番商品を中心に据えつつも、近年では新商品も続々と投入されている。例えば、2011年の新アイテムには、モレスキンとしては初めて見開き2週間の横型レイアウトを採用した「カイエダイアリー」シリーズが登場。「カイエウィークリーダイアリー」と「カイエ3冊セットダイアリー」を展開している。

「カイエウィークリーダイアリー」。カラーバリエーションは、テラコッタ、ジンジャー、コーン、ウィートと豊富だ

「カイエ3冊セットダイアリー」では、アースカラーとワームグレーの2色を用意

「カイエウィークリーダイアリー」は、見開き2週間のダイアリーページにブロック型マンスリースケジュールや各種早見表などを1冊にまとめたもの。プライベートでの利用に最適なため、特に学生や主婦などにオススメの商品だ。一方の「カイエ3冊セットダイアリー」は、見開き2週間のウィークリーダイアリーと、日付なしのデイリーノートブック、そしてそれらを束ねるダブルポケットの3冊をセットにしたもの。普段のスケジュールはウィークリーダイアリーで管理し、記念日など特別なイベントのある日はデイリーノートブックを利用するという使い方にピッタリだ。

日記帳としての使い勝手もよい「ピーナツ限定版デイリーダイアリー(ポケット)」(一番右)

また今回は、「ピーナッツ」のキャラクターがデザインされた限定版ダイアリーも新登場した。レイアウトとサイズは各2種類、計4種類が用意されたが、好評のためすでに3種が完売。現在、公式オンラインショップで購入可能なのは、「デイリーダイアリー」のポケットサイズのみとなっている。ちなみに、このデイリーダイアリーのポケットサイズは、手帳を日記帳としても使いたい人にオススメ。特製のポストカードやピーナッツのキャラクター関係図が描かれたアドレス帳が付属するのもうれしいポイントである。

なお、2012年の新アイテムとしては、このほかに見開き1週間の縦型レイアウトを採用した「アクションダイアリー」と「タスクマスターダイアリー」も発売されたが、残念ながら、いずれも公式オンラインショップでは完売となっている。 

多彩な視点で選べる定番商品

一方、毎年発売される定番商品の中で人気が高いのは、スケジュールとメモのバランスがちょうど良い「スケジュール+ノートブック」、一覧性に優れた「マンスリーノートブック」、打ち合わせやアポが多いビジネスマンに好評という「ウィークリーバーチカル」などとなっている。バラエティ豊かなラインナップから、自分に最適なものを選ぶコツはあるのだろうか。モレスキンの輸入代理店を務めるカファの広報担当者に、ダイアリー選びのポイントを聞いた。

「ビジネスシーンで移動が多い方には、立ったままでも書きやすいハードカバータイプやポケットサイズがオススメです。逆に社内での仕事が多い方には、デスクの上でゆったり使えるXLサイズや、置き型のデスクカレンダーをオススメします」

持ち歩きに便利なポケットサイズ。ハードカバーなので、出先や移動中でも書き込みやすい

デスク上で使うなら、大きめサイズの手帳か「デスクカレンダー」という選択も

「また、6色展開のXSダイアリーは、家計簿やダイエット、運動の記録など、テーマを設定したサブダイアリーとしても人気ですよ」

「デイリーダイアリー」(左)と「ウィークリーホリゾンタル」(右)のXSサイズ。テーマごとにレイアウトや色を変えて選べるので便利

なるほど、自分に最適な手帳をレイアウトで選ぶのは当たり前。モレスキンのダイアリー選びでは、レイアウトに加えて、サイズ、色、カバータイプ(ハード/ソフト)という点でもこだわって選ぶことが大切なのだ。

ライフスタイルや手帳に対するこだわりは十人十色。またお気に入りの一冊に出会えていないなら、新しい1年をデザインするつもりで、2012年の"良きパートナー"をモレスキンのダイアリーから選んでみてはいかがだろう。