アプリ一覧はドラッグ&ドロップでの並び替えやページ分け、フォルダの作成などが可能。カスタマイズ画面からは下部に常時表示される5つのアイコンのうち、4つのアイコンを入れ替えることができる。また、「Setting」の「Display」から「Screen display」を選択し、「Font style」を選ぶと、GALAXY Note全体のフォントを変更できる機能もある。さらに、ダウンロードサイトから日本語フォントもダウンロードできる。ただし、今回のGALAXY NoteはOSレベルで日本語化されているわけではないので、システム全体を日本語化することはできない。

アプリ一覧のカスタマイズ

表示フォントを変更する機能を搭載

アプリとしては、高機能なスケジューラーの「S Planner」、SNSの情報を集約できる「Social Hub」、電子書籍リーダーの「Readers Hub」、画像編集の「Photo editor」、動画作成の「Video maker」、日記作成の「Mini diary」、オフィスアプリの「Polaris Office」などを搭載する。

例えばS Planner。さまざまな表示パターンがあって見やすい

Readers Hub

iPhone 4Sに搭載された音声操作機能の「Siri」に似た「Voice talk」といったアプリも搭載する。こちらは、起動して下部の「Tap & Speak」にタッチするか、英語で「Hi Galaxy」と話しかけると、コマンド受信状態になり、電話帳の相手への電話やメッセージ送信、Web検索、メモ作成、スケジュールの確認や作成、TwitterなどのSNSの更新、音楽再生、目的地へのナビなどの操作が行える。Voice talk は、Siriほど自由な音声入力に対応しているわけではない。どちらかというと運転中の利用を想定しているようで、メールやスケジュールの読み上げ機能も搭載している。もちろん、日本語には非対応だ。

Voice talkの画面でスケジュールを確認したところ

このほか、ブラウザ経由で端末内のファイルにアクセスできるアプリ「Kies air」は、画像や動画、音楽といったデータだけでなく、SMSや通話履歴、電話帳のアイテムにもアクセスできて便利だ。

また、電子書籍リーダーのReaders Hubは指定の雑誌、新聞、電子書籍のストアしか対応していないので、日本語での利用はできないようだ。ただ、5.3インチという大画面は、文庫本のように本を読むには最適。実際に試してみると、文字が高解像度で表現できるので読み心地もいい。オプションのケースを装着し、文庫本を開くように持つと、まるで本を読んでいるような気分になる。

オプションのケースは、本体背面のカバーを交換する折りたたみタイプ。開くと文庫本を開いているような感覚

ノート代わりに使える便利なスマートフォン

今回、香港で購入したGALAXY Noteを試してみたが、その名の通り、ノートとしての使い勝手は良好。すらすらと画面に書ける感覚は気持ちがいいし、ペンと指を併用して操作できるので、状況に応じて使い分けることもできる。また、単純にハイパフォーマンスなスマートフォンとしても、現行機種の中ではトップクラスの動作速度で快適と言える。画面は大きく見やすく、タブレットほど大きくもないので持ち歩きも容易にできる。タブレットは大きすぎて持ち歩きづらい、でももうちょっと大画面の端末が欲しい、というユーザーには適しているだろう。

今回のGALAXY Noteは香港版で日本の技術基準適合証明(技適)を通っていないため、通常は国内で通信機能を利用できない。最近は海外モデルの国内版が積極的に投入されており、特にSamsung Mobile製ということもあって、NTTドコモからLTE版が出てもおかしくないので期待したいところだ。

実際の動作を動画でチェック


7notes with mazecを使った書き流し入力も試してみた

(提供:AndroWire編集部)

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