【インタビュー】

その発想はどこから生まれたのか—おしっこで遊ぶゲーム「トイレッツ」開発者に聞く製品化までの道

1 発想の原点はありふれた”あの行為”だった

    山田井ユウキ  [2011/11/18]

    「さすが俺たちのセガ!」とファン熱狂

    まさかこう来るとは……と世界中をうならせた「トイレッツ」

    「トイレだって遊び場だ!」をキャッチコピーにセガが開発した新感覚体験型ゲーム「トイレッツ」。

    男子小便器の中に貼られた「的シール」をめがけておしっこをすると、そこに仕掛けられたセンサーがおしっこの水量やスピードを測定してゲームが遊べるという斬新なコンセプトの電子ポップだ。

    10月19日に一部の居酒屋にて先行導入されたトイレッツは、twitterや2ちゃんねるなどを中心にネットで大きな話題を呼び、往年のセガファンからは「さすが俺たちのセガ!」と絶賛されている。

    いったいどこからこんな発想が生まれたのか、なぜやろうと思ったのか。11月21日の本格導入を前に、どうしても気になって仕方なかったトイレッツ開発秘話について、開発チームプロデューサーの町田氏、機構設計担当の藤川氏、電子設計担当の柏原氏の3名にお話を伺った。

    おしっこで氷を溶かすの楽しいな…ハッ、ひらめいた!

    開発チームのプロデューサーを務める町田裕孝氏

    ——さっそくですが、なぜこの企画を思いついてしまったんでしょうか。

    町田「たとえばトイレの男子小便器の中に氷とかあったらおしっこをあてて溶かしまくったりする経験ってありますよね。そういうところからヒントを得て、『おしっこでゲームができたらどうだろう』というコンセプトが生まれたんです」

    ——すごいところからヒントを得ましたね!

    町田「でも最初、社内的には冷めたリアクションでしたよ(笑)」

    ——最初から今みたいな完成形をイメージされていたんですか?

    町田「いえ、企画書段階ではぜんぜん違っていて、靴べらみたいな物をおしっこで押してゲームをするという構想だったんです。でもそれだとおしっこが当たらないと動かせないし、誰がその靴べらを洗うんだとか、壊れたときに誰が取り替えるんだとか、そういう手間の部分もあってボツになりました」

    ——たしかにあまり触りたくはないですよね……

    町田「他には便器そのものにゲーム画面を映し出そうという企画もあったんです。便器って白いからスクリーンと同じなんですよ。そこにプロジェクタでゲーム画面を投影するという」

    ——当たり前のようにさらりととんでもないことを思いつきますね

    町田「でもその場合、自分が便器の前に立ってしまって映像を遮ることになってしまうんです。そんな感じで色々あったんですが、最終的には掃除や交換の手間も省けるということで、的シールに向けておしっこをする形になりました」

    ——的シールに触れたおしっこのデータをセンサーで測定しているわけですよね

    藤川「的自体はただのステッカーなんですが、貼り付ける位置がポイントなんです。あそこがおしっこがもっとも飛び散りにくく、跳ね返りを抑えることができる場所なんですよ」

    おしっこの勢いで自分の前にトイレを使用したユーザーと優劣を競う「鼻から牛乳」

    店舗ではこの部分に広告を入れ込む

    最新テクノロジー満載の「おしっこ仕分けシステム」とは? 続きを読む

    写真で見るニュース

    関連したタグ

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

      イチオシ記事

      新着記事

      本音ランキング

      特別企画

      マイナビニュースマガジン