フルブラウザ、Twitterなどのアプリ、電子メール、電話……スマートフォンになって、以前にもまして端末にらめっこする時間が増えた人も多いだろう。だが、携帯電話やスマートフォンを優先させるあまり、仕事や私生活に支障を来していないだろうか? 「スマートフォンは使うもの。スマホに使われるな」と警告する記事が出ている。

われわれの気を散らせる身近な端末として、携帯電話やスマートフォンの右に出るものはない。暇つぶしにもってこいなので、ついだらだらと使ってしまいがちだ。日常生活への浸透を受けて、夕食中や会議中に電子メールをチェックする光景も増え、マナーの感覚も変わりつつある。

だが、デジタル時代のアドバイスサイト「Dumb Little Man」の記事「携帯電話に拘束されないための5つのポイント(原題:Sir, Please Put the Phone Down. 5 Tips to Free You From The Shackles of your Phone)」はそんな状況にブレーキをかけようと提案する。電話が鳴ったり電子メールが頻繁に届いたりするたびに携帯電話やスマートフォンを触っていると、気が散って集中できないし、その間の知能指数も下がり、仕事に支障が出るという。

携帯やスマホの"奴隷"にならず、きちんと管理して付き合うにはどうすればよいか。同記事が紹介する5つのポイントを見てみよう。

(1)時には電源をオフにする

仕事にせよ、私生活にせよ、邪魔が入ると困る時があるはずだ。車の運転が好例だろう。時間を区切り、たまには思い切って端末の電源をオフにしてしまおう。

(2)通知音を消す

電子メールやTwitterなどはすぐにレスポンスを返さなくても大丈夫。「即レス」に慣れている人には勇気がいるかもしれないが、自分が決めた時間だけメッセージを読むようにしよう。それには、自分宛ての電子メールやツイートを受信した時に通知される音をオフにしておくことだ。これで、自分の時間に対するコントロールが得られるはずだ。

(3)電話は使おう、使われるな

スマホでPCで行えることがほぼできるようになった。だが、端末を手にする際は、その前に目的を決めてから使おう。そうしないと、ついWebブラウジングやソーシャルネットワークをうろうろしてしまい、時間だけが経過してしまう。

(4)電話や電子メールに優先順位を付けよう

電話がかかってきたからといって必ず出る必要はないし、すべての電子メールに即答する必要はない。同席している人や今行っていることの重要性を考慮して、電子メールやかかってきた電話への対応を決めたいものだ。

(5)メッセージのチェックと返事を書く時間を確保する

電話をオフにする時間を作った分、チェックする時間も確保したい。朝、午後、夕方などの空いた時間にメッセージチェックのための時間を設けよう。こうすれば、未読メッセージがたまることもないので、安心して電話を切ることができる。もちろん、時間の管理も効率良く行える。

以上の5つのポイントで共通していることは「ルール作り」。管理しなければ、携帯電話やスマートフォン漬けで仕事も家庭もままならないという事態になりかねない。スマホ時代だからこそ、あらためて端末との付き合い方を見直したいものだ。