オフラインで使える地図&ナビアプリ「NavDroyd」

もう1つ、標準でインストールされているアプリで注目したいものがある。地図アプリの「NavDroyd」だ。これも本来有料アプリだが「IdeaPad Tablet A1」と非常に相性がよい考え方のアプリだ。

「NavDroyd」を起動すると、最初に地図をダウンロードするエリアを尋ねられる。国ごとに地図が別ファイルで用意されており、必要な地図だけをダウンロードしてオフラインで利用できるのだ。日本だけをダウンロードしてみたが、WiFi環境ならば数分程度で完了した。

実際に地図を表示してみると、Googleマップのように拡大すれば住宅地図的な表示になるというわけではなく、道とランドマークのみが表示されるシンプルな地図だった。ビル街のようなところでは、ビルの形まで表示される。ランドマークは駅、ガソリンスタンド、飲食店、ホテル、病院、マーケットなど。このシンプルな地図は完全にオフラインで表示されているため、3G回線を搭載していない「IdeaPad Tablet A1」でも地図表示がいつでもできるし、GPSを利用してナビゲーションとしての活用もできるというわけだ。

今回試用したのは発売前の試作機であるため、GPSとの連動などがうまくできていなかった。地図の検索では市区町村レベルでの読みと、大きな通りの名前をローマ字で入力した場合には認識される。ヘルプややメニューなども全て英語であるため多少戸惑うが、地図の中には地名が日本語で書かれているから、慣れてしまえば十分使えそうだった。

標準付属のオフライン地図アプリ「NavDroyd」はシンプルな地図が利用できる

拡大表示すると飲食店などのマークが表示される