2011年7月よりテレビ東京ほかにて放送され、ついに最終回を迎えたTVアニメ『ゆるゆり』、そしてその後を引き続ぐように放送開始となったTVアニメ『侵略!? イカ娘』。そのコラボ企画となるニコニコ生放送「ありがとう、ゆるゆり! こんにちは、イカ娘! \アッカリーン/ガチンコ5番勝負でゲソ!」が9月19日に配信された。

TVアニメ『ゆるゆり』より三上枝織(赤座あかり役 / 写真左)とTVアニメ『侵略!? イカ娘』より金元寿子 (イカ娘役 / 写真右)が登場

ちょうど配信日の深夜に最終回を迎えた『ゆるゆり』とその翌週からスタートとなった『侵略!? イカ娘』だが、両作品の威信をかけた対決の舞台に立ったのは、『ゆるゆり』の主人公(?)である赤座あかり役の三上枝織と『侵略!? イカ娘』の主人公・イカ娘役の金元寿子。今回のニコニコ生放送では、この2人が5つの勝負を戦い、それぞれ勝つごとに10秒間の番宣タイムをゲットできる。

三上枝織と金元寿子がニコニコ生放送で5番勝負!

「ゆるゆり」ラジオの生公開録音をはじめ、これまでに『ゆるゆり』関連だけでも数々のニコ生に出演し、かなり場馴れをしている三上に対して、あまり出演経験がないという金元の不利は避けられないと思われたが、なぜか今回は『ゆるゆり』の"公式さん"(ゆるゆり公式中の人)が金元びいき。イカ娘の公式さんとの強力タッグの圧力で、なぜかアウェイ感覚の三上……。

最初の勝負は、「私が主役の○○です!! 主人公アピール対決~!」。これまで放送されてきた中で、それぞれが演じてきたキャラクターがどれだけ主人公らしいかをアピールするという対決だが、"主人公"という言葉が重く三上に圧し掛かる。

三上「イカ娘さんって、けっこうセリフはありますか?」
金元「(台本の)ページに必ず2~3言はありますね。全体の6~7割ぐらい?」
三上「あかりは1割かな……」

3回勝負で行われたこの対決。勝敗は、それぞれのアピールポイントに対する視聴者の投票によって決められる。主人公という点では、圧倒的な存在感を示すイカ娘・金元だったが、結果はあかり・三上がまさかの勝利。『ゆるゆり』が幸先の良いスタートを切る。

「性格が素直でゲソ!」で先制した金元だが、三上は伝家の宝刀「\アッカリ~ン/」で見事に最初の勝負を制する

しかし、互いにシチュエーションを決めて、それに沿った絵を描く「やっぱりかわいいキャラが大好き! お絵かき対決~!」、キャラになりきって告白を行うキャッキャウフフな「ゆるゆりしちゃおうよ! 禁断の愛の告白対決~!」、イカ娘の作品の舞台が「海の家れもん」というだけの理由で行われた「まずはここから侵略するでゲソ! れもん絞り対決~!」といった勝負では、見事に金元が3タテ。これぞ主人公という存在感を見せつける。

互いにシチュエーションを決めてのお絵かき対決

結果は金元の勝利

告白対決では互いをハンディで撮影しながらの勝負

れもん絞り対決では……

変身! れもん仮面!

れもんでは勝負がつかずグレープフルーツ絞りで雌雄を決する

変身! グレープフルーツ仮面!

そして最後の対決は、「作品愛は仲間愛! サブキャラクターのモノマネ対決~!」。タイトルどおり、それぞれが指定されたサブキャラのモノマネをするという対決だが、ここでは"公式さん"のリクエスト(強要)で、金元が以前自らのラジオで披露した楽しんごのモノマネを熱演。また、実際の対決中も、"公式さん"のリクエスト(強要)によって、三上が青森弁、金元が岡山弁でのモノマネを披露するなど、かなりカオス感あふれる対決となったが、結果は三上に軍配が上がる。結局、『侵略!? イカ娘』が30秒、『ゆるゆり』が20秒の番宣タイムをゲットした。

ラブ注入!?

公式さん!?

あ゛っ!?

白熱のモノマネ対決は三上が勝利

そして番組本編終了後は、とりあえず恒例の「反省会」。反省会では、イカ娘の触手と、『ゆるゆり』の原作者であるなもり先生から届いたという(くらげの)の触手の交換が行われるなど、終始なごやかな雰囲気で番組も進行。反省会の最後には、「どっちが主人公?」というお題で投票が行われたが、「1.赤座あかり」「2.イカ娘」のほかに、なぜか「3.公式の人たち」という選択肢がなぜかエントリー。そして、あかり、イカ娘を抑えて、「公式の人たち」がおよそ6割の票を獲得するという、お約束のような結末で番組は締めくくられた……。

反省会では触手を交換!?

惜しまれながら最終回を迎えたTVアニメ『ゆるゆり』だが、今後も各種イベントが目白押し。ニコニコ生放送における展開もまだまだ続くようなので、公式サイトなどをしっかりチェックしておきたい。そして、第2期シリーズがスタートした『侵略!? イカ娘』ももちろん要注目だ。

(C)なもり/一迅社・七森中ごらく部