実績のあるホスティングサービス「Speever」が、2011年9月から共用サーバー・仮想専用サーバーのサービスをオールリニューアル。充実の内容でサービスを提供し始めた。気になるサービスやその内容を紹介しよう。
共用サーバープランと仮想専用サーバープランを完全リニューアル
ホスティングサービスといえば、Webサイトを公開するのに重要なファクターだ。しかも、ソーシャルメディアやデバイスの多様化などにより、より高いサービスが求められている。さらに、従来のような情報発信にとどまらず、ソーシャルゲームやソーシャルアプリのようなサーバー側で稼働するサービスのニーズも多い。
このような、Webサービスの多様化につれて、インフラであるサーバー環境を提供するホスティング事業者も、仮想専用サーバーを中心にサービスを展開することが多くなってきた。
今回紹介するライドが運営するSpeeverも、実績のあるホスティングサービスだ。2011年9月、国内のデータセンター拠点を複数管理にしたことにより、ホスティングサービスの内容・価格をオールリニューアル。行き届いた安全管理と堅牢なインフラ環境によるホスティングサービスを、今まで以上に安価に利用できるようになった。
Speeverで提供されるプランは大きく分けて3種類。共用サーバープラン、仮想専用サーバープラン、専用サーバープランだ。このうち、完全リニューアルされたのは共用サーバーと仮想専用サーバーのプラン。
リニューアルされたサーバープラン
プラン名 | 特徴 |
---|---|
共用サーバープラン | 100GB以上の大容量。4つのプランがあり、大きな違いは使用できるデータベースの数 |
仮想専用サーバープラン(コントロールパネルあり *) |
ディスク容量、メモリ、CPUのリソースの違いにより4つのプランを提供 * コントロールパネルはParallels Plesk Panel |
仮想専用サーバープラン(コントロールパネルなし *) | |
専用サーバープラン | 従来通り |
共用サーバーでは、最小のプランでも100GBとかなりの大容量となった。また、ウィルス&スパムチェックや共有SSLが標準機能になるなど、機能も充実したものになっている。また、6ヵ月以上の契約では契約期間に応じて月額費用が安くなるプランとなり、最安プランの3年契約の場合には月額945円(税込)となる。大がかりでないWebとメールの利用であれば、たいへんリーズナブルなサービスといえるだろう。
仮想専用サーバープランは、CPUやディスクの割り当てリソースによってサービスが細分化されるとともに、大幅に値下げされ導入しやすくなった。仮想化ソフトは従来通りの実績のあるParallels Virtuozzo Containersを使用。リソースの追加も可能(有償)なので、サービスに応じてフレキシブルに対応できる。また、直観的に利用でき高性能で利便性の高い機能が備わった管理用コントロールパネル(Parallels Plesk Panel)の利用により、初級者から上級者までより高度な運用が可能だ。しかしコントロールパネルが不要な上級者は、コントロールパネルのないサービスプランを選べば、より低価格で導入できる。
それでは、共用サーバー・仮想専用サーバーに共通のサービスの概要を見ていこう。
ネットワーク脅威から守るIDS/IPSを標準装備
企業活動において、Webはますます重要度を増しているが、それに応じて不正侵入による驚異も増加している。
Speeverのホスティングサービスは、すべてのプランにIDS(不正侵入検知)/IPS (不正侵入遮断)が標準装備されている。IDS/IPSは、ファイアウォールをすり抜けてきた不正侵入を検知し遮断するセキュリティの仕組みのこと。このIDS/IPSをすべてのプランで標準装備しているのは、ビジネスユーザーには心強いかぎりだ。
さらに、国内最大級のセキュリティセンターJSOCにて、セキュリティアナリストによる24時間の有人監視。これも、すべてのプランで標準採用されている。
IDS/IPSを全プランに標準搭載 |
ネットワークの脅威は知っているものの、どのように対応していいかわからない利用者も多いはずだ。Speeverのサービスであれば、すべてのプランで「IDS/IPS」と「24時間の有人監視」が標準サービスとして提供されているので、ネットワークセキュリティの知識やスキルが浅いユーザーであっても、追加コストをかけずに安全で安心して利用できるホスティング環境が利用できるわけだ。