エアコンだけに頼るわけにいかない節電の夏。そこで注目したいのが「涼感アロマ」だ。実はミント系の香りには体感温度を下げる効果があるそう。アットアロマのPR担当武石紗和子さんに「涼感アロマ」術と便利なアロマグッズを紹介してもらった。

【準備】アロマオイルの選び方

教えてもらったアットアロマのPR担当武石紗和子さん

「涼感アロマ」にはミント系のオイルを選ぼう。ペパーミントの主成分であるメントールが冷感受容体に作用するため涼しく感じるといわれている。また、気持ちを落ち着ける効果もあるので、クールダウンにもおすすめ。ミント以外では、レモンやライム、グレープフルーツ、ユーカリなどの清涼感のある香りもすっきりしていて夏向きだ。ちなみに毎晩寝る前に3滴ほど使った場合、5mlのエッセンシャルオイル1本で1カ月程度はもつそうだ。

アットアロマの『エコエアー クールフィール』はペパーミントやスペアミントなどの天然成分を含んだ「体感温度を下げる」ブレンドオイル。「エアコンの設定温度を2℃上げても、このアロマを使うことで涼しさを感じられるはずです」(武石さん)。昨年実施された同オイルを使ったオフィスでの実験(※)でも同オイルが体感的な涼しさをもたらすという結果が実証されたという。

(※)東京大学生産技術研究所、コクヨ株式会社RDIセンター、アットアロマが共同で実施(実施期間:2009年8月17日~8月27日)

『エコエアー クールフィール』エッセンシャルオイル(全4種)5ml/各840円

オフィスでこっそり「涼感アロマ」を楽しむコツ

(1)ティッシュが ディフューザーに早変わり!!

オフィスの場合は自分の周辺だけほのかに香るくらいがベスト。ティッシュにオイルを2、3滴たらしデスク上に置いておくだけでもひんやりとした涼しさを感じることができる。

(2)デキル男はUSBタイプでアロマを持ち歩き

スマートにアロマを楽しむならUSBタイプのディフューザー『USBアロマタイム』。アロマオイル2、3滴をオイルパッドにしみこませてあとはPCのUSBポートに差し込むだけ。

『USB アロマタイム』(全5色、各1680円)

(3)これはエコ! 木のディフューザーで火を使わずアロマ

香りだけでなく見た目も涼やかなのがヒノキの間伐材等を使って手づくりした『ウッド ディフューザー』。上部の平らな部分にオイルを2、3滴たらすとヒノキの香りも一緒に立ちのぼる。熱や火を使わないエコなディフューザー。

『ウッド ディフューザー ヒノコ オリジナルアロマセット』(3675円)※セットに付くオイルは『エコエアークールフィール』ではない

自宅で「涼感アロマ」を楽しむコツ

(4)扇風機×アロマで涼しさも効果2倍!?

オイルをしみこませたティッシュを扇風機に挟み込んだり、風の通り道にアロマディフューザーを置いたり。風で涼しく、香りで涼しくのダブル効果が期待できる。

(5)寝苦しい夜にはオイルをティッシュに3~5滴…

暑さで寝苦しい夜には、暑さからくるイライラした気持ちを落ち着かせるペパーミントに、柑橘系やラベンダーなどをブレンドした香りがおすすめ。ペパーミント単体だと眠気を覚ます働きもあるので、ブレンドオイルで涼しさと心地良さを。オイルをしみこませたティッシュを枕元に置くだけでOK。3~5滴で朝まで気持ち良く眠れる。

ベッドサイドに似合う素焼きのアロマディフューザー『センスアンドタッチ』(1470円)

(6) シャワー上がりの爽快感がグッとアップ!!

夏はシャワーだけですます人も多い。そんなときは浴室の片隅にミント系のオイルを2~3滴たらしてみよう。シャワー上がりの爽快感がグッとアップするかも。

外出時のアロマ術

(7)ドライブ中はアロマでイライラを解消

車のエアコンだって控え目にしたいもの。ドライブ好きに人気なのがシガーライターのソケットを使用したディフューザー『ドライブタイム』。ミント系のオイルを使えば車内でも涼しく過ごせそうだ。渋滞のイライラ解消にも

『ドライブタイム』(1050円)

(8)外回りが多い人はミストタイプもオススメ

外出先はもちろんオフィスや自宅、車内でも気軽にすっきりした香りを楽しめるのがエアミストタイプのアロマ。暑いときにシュッと、カラダの周りや空間にスプレーするだけで手っ取り早く爽快な気分になれそうだ。

『ECO air Cool Feel』エアミスト(全4種)30ml/各945円

アロマってちょっと面倒くさそう……。そう思っていた男子もこんな方法なら簡単に「涼感アロマ」を始められるはず。この夏はエコでクールな"アロマ男子"を狙ってみては。