【レビュー】

むき出しの才能がぶつかり合う電子雑誌「GEN-SAKU!」

1 個性的すぎる電子雑誌…読者投票で突きつけられる非情な順位

  [2011/07/07]

電子書籍元年といわれる2011年。雨後の竹の子の如く新規サービスが立ち上がり、お堅いオールドメディアも電子化の波に乗ってデジタルコンテンツを続々とリリースしている。そんな中で、ひときわ異彩を放つ電子雑誌がある。4月に創刊された「GEN-SAKU!」だ。

タダモノじゃない電子文芸誌「GEN-SAKU!」

4月22日に発売された創刊号

ジャンルは「電子文芸雑誌」。文芸を中心としたオールジャンルの読み物を連載しているのだが、この連載陣がただ事ではない。映画監督、シナリオライター、ゲーム作家などのクリエイターたちが自ら温めていたアイディア、オリジナル企画を自由かつ独創的な文体で書き下ろしているのだ。ここでしか読めない、確かな経験と才能に裏打ちされた作品が毎号約6本掲載されるという贅沢ぶりだ。

連載作品を読んで「あー、おもしろかった」と満足する――我々ユーザーが取る行動は通常はここまで。しかし、「GEN-SAKU!」に限ってはユーザーが果たすべき役割はこの後が本番と言っても良いかもしれない。

「育成コロシアム」で読者が作品を育て上げる!

毎号「GEN-SAKU!」で行われている『GEN-SAKU! 育成コロシアム』。これは同誌独自のアンケートシステムで、読者の生の声が作品内容に活かされるようにと生み出されたものだ。読者は読了後アンケートに答える。この結果、最下位となってしまった作品は"鍛錬"に入ることになり、次号は休載する。この休みの間に内容を再考したりテコ入れをすることで作品のクオリティを上げ、次々号で復活し捲土重来を狙う。新作との入れ替えも行われることがあり、常に作品群は試されていると同時に、読者にも「より良い誌面を共に作り上げていく」というミッションが課せられているのだ。

このサイクルで恒常的な作品のリフレッシュを実現

最新号のVol.3では創刊号で行われた第1回育成コロシアム・アンケート結果が発表されている。1位は? そして最下位は……? 次ページへ急げ!

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