【インタビュー】

もし現役官僚がビジネス書を書いたら - エリートが直接教えてくれた「現代を生き抜くための仕事術」

1 内閣府に勤める現役官僚がビジネス書を手がけたワケ

    山田井ユウキ  [2011/06/22]

    とにかく仕事が忙しくてプライベートの時間が取れないそんな悩みを抱えているビジネスマンは多いはず。この滅私奉公状態を解消するためには、いったいどうすればいいのだろうか。

    そのヒントを教えてくれるのが、過酷な労働環境で知られる霞が関で官僚として働く久保田崇氏だ。

    久保田氏はこれまでに自身が培ってきた仕事術をまとめた書籍『官僚に学ぶ仕事術 ~最小のインプットで最良のアウトプットを実現する霞が関流テクニック~』 を上梓したばかり。

    今回は久保田氏に直接お目にかかる機会をいただき、執筆の裏話や仕事への取り組み方、さらにはゲームや漫画が好きという意外な素顔まで、様々なお話を伺うことができた。

    難しいことは皆無! 小さなアイデアの積み重ねで仕事はグッと楽になる

    久保田崇氏

    ――世間にはたくさんのビジネス書がありますが、現役官僚の方が書かれたビジネス書というのは新鮮でした。まずは本書を執筆されたきっかけを教えてください。

    久保田崇氏(以下・久保田)「仕事でニートやひき こもり対策の『子ども・若者育成支援推進法』という法律を作ったのですが、その過程で感じたのが、正社員の方もあまり楽じゃない生活をしているな、ということです。時間に追われて余裕がないせいで結婚できないとか、家族がいるんだけど会えないとか、それってどうにかならないのかなと。そう思ったのが執筆の動機ですね」

    ――久保田さんご自身も不夜城と呼ばれるほど忙しい職場に勤務されていながら、その中できちんとプライベートの時間もやりくりされているわけですよね

    久保田「とはいえ自分もこれまでは深夜残業もかなりやってきたんですよ。そんな中、どうすれば早く仕事を片付けられるのかについてはかなり悩みながらやってきましたので、その経験が少しは役立つのかなと思いました」

    ――"官僚の方の仕事術"と聞くと、すごく難しいものが要求されるんじゃないかと身構えたのですが、読んでみるとまったくそんなことはなくて、小さなことの積み重ねなんですね

    久保田「そうなんですよ。ビジネス書などを普段から読んでいる方にとっては、この本に書かれていることはそんなに珍しいことではないと思います。世の中にありふれているアイデアをいくつか実行するだけで成果は出るものなので、裏技を求める必要はないんです。重要なのは、基本に忠実なやり方を"実際に使うかどうか"なんです」

    ――しかしその「いくつかのアイデア」の取捨選択が難しいんですよね

    久保田「そうですね。だからわかりやすいよう具体的に書いたつもりです。特に難しいことはしていませんけどね」……続きを読む

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