【ハウツー】

Windows XPからWindows 7へアップグレード! - 「HD革命/BackUp Ver.11」で使い慣れた環境を移行する

1 Windows XP/VistaからWindows 7へ

沢渡和希  [2011/06/21]

Windows XP/VistaからWindows 7へ

2009年秋にリリースされたWindows 7。米国では既にWindows XPを超えるシェアを打ち出し、以前の環境からWindows 7へ移行するユーザーが増えている。加えて、2011年2月に公開されたWindows 7 Service Pack 1の存在が、移行ユーザーの数を増やしているのは改めて述べるまでもない。

本記事をご覧になっている方も、"そろそろWindows 7へアップグレードするか"と考えられている方もおられるはずだ。だが、これまで蓄積したユーザーデータを新しい環境へ移行させるのは一苦労である。ここでポイントとなるのが、どのように環境移行を実行するかだ。

ユーザーデータの収集は当然だが、問題はアプリケーション移行の有無。例えばWindows XPユーザーが、それまで使用していたコンピューターを破棄し、64ビット版Windows 7を搭載した新しいコンピューターを購入したとしよう。だが、使用中のアプリケーションが64ビット版Windows 7上で以前と変わらず動作する保証はない。その際は新しいバージョンの購入や代替えアプリケーションの選択が必要となる。

仮にソフトウェアベンダーが提供するアップデートを適用することで、対象となるアプリケーションが64ビット版Windows 7で動作する場合、バックアップ&復元には、%SystemDrive%\Program Files\フォルダーや%USERPROFILE%\Application Dataフォルダー(Windows XP)といったアプリケーションの実行ファイル本体とユーザー設定ファイル、レジストリ情報の収集が必要になるため、少々難しい操作が必要だ。

長年Windows OSを使っているユーザーならお気づきだろうが、前述のサルベージ方法を用いた完全移行よりも、アプリケーションは必要に応じて個別にインストールしていった方が、使用頻度の低いアプリケーションを整理できる良いきっかけとなるのである。

年に一回程度しか起動しないアプリケーションは、結局ハードディスクの空き容量をひっ迫する原因にしかならないため、OSをバージョンアップする際は、アプリケーションおよび周辺データのバックアップは諦め、必要に応じて再インストールした方が良いのだ。

さて、バックアップ対象となるユーザーフォルダーを改めて確認してみよう。図01にまとめたのは、Windows XPおよびWindows Vistaで使用されるユーザーフォルダーやデータフォルダーである。通常はすべてのフォルダーをバックアップに含めるが、ユーザープロフィールフォルダーやアプリケーションデータフォルダーをそのまま復元することは避けた方がよい。

例えばユーザープロフィールフォルダーには、HKEY_CURRENT_USERなどのレジストリ情報を格納するNTUSER.DATファイルなどが格納されているため、そのまま上書きすることはできない。また、詳しくは後述するがクッキーなどもファイル単位でのバックアップ・復元時は問題が発生することがしばしば見受けられる。

それでもユーザープロフィールフォルダーは、設定ファイルを同フォルダーに作成するアプリケーションも存在するので、操作性や利便性を踏まえると、同フォルダーをバックアップ対象に加えるべきである(表1)。

Windows XP/Vistaの主なバックアップ対象フォルダー

Windows XP Windows Vista
ユーザープロフィールフォルダー%USERPROFILE% %USERPROFILE%
ドキュメントフォルダー%USERPROFILE%\My Documents %USERPROFILE%\Documents
ピクチャフォルダー%USERPROFILE%\My Pictures %USERPROFILE%\Pictures
ミュージックフォルダー%USERPROFILE%\My Music %USERPROFILE%\Music
アプリケーションデータフォルダー%USERPROFILE%\Application Data (%APPDATA%) %USERPROFILE%\AppData\Roaming (%APPDATA%)
ローカルセッティングフォルダー%USERPROFILE%\Local Settings %USERPROFILE%\AppData\Local (%APPDATA%\Local)
%USERPROFILE%\AppData\LocalLow (%APPDATA%\LocalLow)
デスクトップフォルダー%USERPROFILE%\デスクトップ %USERPROFILE%\Desktop
クイック起動バー用フォルダー%USERPROFILE%\Application Data\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch %USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch
送るフォルダー%USERPROFILE%\SendTo %USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\SendTo

肝心のバックアップツールだが、今回はアーク情報システムの「HD革命/BackUp Ver.11」を使用する。同アプリケーションはドライブをイメージファイル化して、バックアップ・復元を主な機能として備えているが、指定したファイルやフォルダーをバックアップ・復元する機能も備えている。また、同アプリケーションは、1つのシリアル番号に付き、同一個人が所有する二台のコンピューターにインストールして使用できるので、今回のようにWindows XP/VistaからWindows 7へ移行する際に打って付けなのだ。

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