"Sandy Bridge"世代のIntel Coreを採用し、新キーボードを搭載した12.5型のモバイルノート「ThinkPad X220」が登場した。ThinkPad EdgeやIdeaPadシリーズ新製品、ThinkPadのプレミアムモデル「ThinkPad X1」など続々と新製品を発売するレノボだが、筆者にとっては、このThinkPad X220こそが性能、価格的に大本命のモデルだ。

試用機の主なスペック [CPU] Intel Core i5-2520M(2.50GHz) [チップセット] Mobile Intel QM67 Express [メモリ] 4GB [HDD] 320GB [グラフィックス] Intel GMA HD [ディスプレイ] 12.5型HD TFT液晶(1366×768ドット) [バッテリ駆動時間] 最大約8.9時間 [サイズ/重量] W305×D206.5×H19~26.6mm/1.46kg(6セルバッテリ搭載時) [無線LAN] Intel Centrino Advanced-N 6205(IEEE802.11a/b/g/n) [OS] Windows 7 Professional 32bit版

ThinkPad X220の仕様を確認

まずはThinkPad X220の仕様を簡単におさらいしておきたい。ディスプレイサイズは12.5型LED液晶(1,366×768ドット)のB5サイズで、寸法・重量はW305×D206.5×H19~26.6mm・1.46kg(6セルバッテリ搭載時)。インタフェースは、USB 2.0×2、Powered USB×1、54mm Express Cardスロット、3-in-1メディアカードリーダなどを搭載する。

天板はつや消しブラック。右端にはThinkPadのロゴが設置されている。左端にはLenovoのロゴがデザインされている

右側面には、セキュリティー・キーホール、コンボ・オーディオ・ジャック、イーサネット・コネクター、Powered USB端子、電源供給型Pwered USB、メディアカードリーダースロット(SD/SDHC、SDXC、マルチメディアカードに対応)が並ぶ。中央のスリットはHDDまたはSSDベイ

左側面にはExpressCardスロット、ワイヤレスLAN ON/OFFスイッチ、USBコネクター、DisplayPortコネクター、モニター・コネクター(アナログRGB出力)、USBコネクター、ファン放熱孔が並ぶ

レノボ・ジャパンのオンラインストアで購入できるCTOモデルの場合、CPUはCore i7-2620M(2.70GHz)、Core i5-2540M(2.60GHz)、Core i5-2520M(2.50GHz)、Core i5-2410M(2.30GHz)から選択できる。Core i3-2310M(2.10GHz)も選択可能だが、こちらを選んだ場合は型番がX220iとなる。

メモリはPC3-10600 DDR3で、最大8GBまで拡張可能。ストレージはSSDの場合は128GBまたは160GBを、HDDでは250GBまたは320GBを選択できる。このほか、キーボードの種類(英語/日本語)や指紋センサーの有無などを選択できる。また無線LANアダプタでは、WiMAX対応モデル(Intel Centrino Advanced-N + WiMAX 6250)も用意されている。なお、CTOのメニューは、今後変更される場合もあるのであくまで参考として見てほしい。