COMPUTEX TAIPEI 2011のこれまでの記事でまだ紹介しきれていないメモリモジュール、SSD、電源関連の注目の新製品や展示内容をまとめて紹介しておきたい。

OCZはVertex 3派生モデルやPCIe SSDのハイブリッドモデルなど

SSDと電源にリソースを集中させるというOCZ Technology。製品展示ではリード550MB/sec、ライト500MB/secのVertex 3シリーズの派生モデルが展示されていた。「Vertex 3 EX」と「Vertex 3 Pro」はともにSandForce SF-2500を採用。Vertex 3 EXはSLCでリードが555MB/sec、ライトが525MB/sec、85000 IOPS。SLCを採用しているとのことである。容量は50GBから400GB。また、その下位モデルとし、Vertex 3 ProはMLCおよびeMLCでリード550MB/sec、ライト525MB/sec、75000 IOPS。製品的にエンタープライズ向けに分類されているが、コンシューマにも提案していきたいとしている。

Vertex 3の派生モデルである「Vertex 3 EX」と「Vertex 3 Pro」

また、PCI Express型SSDの新製品としては「RevoDrive Hybrid」が展示されていた。Intel Smart Response Technologyによって再び注目を集めるハイブリッドドライブの新製品だ。PCI Express型SSDのRevoDriveのうちの1段をHDDに置き換えたような製品で、SSDをキャッシュに用い、リード575MB/sec、ライト500MB/secを実現する。コントローラはSandForce SF-2200×4基で、インタフェースはx4スロット。ブースで配布されたスペックシートによれば、容量は240GB~960GB(総容量と思われる)。価格は240GBモデルで699ドルとのこと。

RevoDriveにHDDをおんぶさせた「RevoDrive Hybrid」はリード574MB/sec

電源では80 PLUS GOLDでフルモジュラーな「ZXシリーズ」(容量は850W/1000W/1250W)、80 PLUS GOLDでセミモジュラーな1000Wモデル「Fatal1tyシリーズ」を展開。さらにエントリー向けにも容量750W以下の80 PLUS BRONZEモデルを2シリーズ展開するとしている。

80 PLUS GOLDでフルモジュラーなハイエンドモデル「ZXシリーズ」

80 PLUS GOLDでセミモジュラーなゲーマー向けモデル「Fatal1tyシリーズ」