香港観光といえば何が浮かびますか。やはり、グルメに夜景なのではないでしょうか。今回はそんな王道の旅を楽しんできました。香港散歩で見つけたグルメスポットや100万ドルの夜景を皆さんにお届けします。

78階建てのセントラル・プラザや70階建ての中国銀行ビルなど、ユニークなデザインの超高層ビルが林立するエネルギッシュな香港

下町グルメ&ショッピングにぴったり「旺角」

まず向かった先は、地元の人が多く集まる繁華街「旺角(モンコック)」。衣料品やアクセサリーなどの露店、スニーカーなどのスポーツ用品店をはじめ、金魚、鳥といった生体、生花の専門店街などもある。 粥専門店や屋台もあって人で溢れ返っており、街全体が巨大なマーケットのような印象だ。

工事中のビルに組んである竹の足場。香港ではよく見かける光景だというが、一体どれくらいの高さ(階数)の建物までが、竹の足場で建てられているのだろうか……

歩いていると、そこかしこからおいしそうな香りが漂ってくる

「香港の人たちは、あまり自宅で料理をしない」と聞いていた。確かに美食の数々を体験できるグルメパラダイス・香港。ちょっと街を歩いただけでも高級レストランやファミリーレストラン風の店、日本の回転寿司から(これは長蛇の列ができていた)カジュアルなスナックまで……1日中いつでもどこでも、幅広い選択肢の中から自分の食べたいものを選べるので、つくる必要性をあまり感じないのだろう。

人の流れに身をまかせフラフラと歩いていたら、 威勢のいいかけ声が聞こえ始めた。魚や肉類、野菜や果物といった生鮮食品が並ぶ青空市場である。

新鮮な魚貝類を売る店も。様々な店が集まり、見ていて飽きない

店頭にぶら下がる腸詰めがおいしそう!

食材を眺めていたら小腹が空いてきたので、 粥専門店に入ってみた。 店内は地元の人と思われる人々で大変にぎわっていた。食べ疲れた胃にも優しいお粥ならば、いくらでも食べられそうである。なんと危険な街、香港。散歩という名を借りた「食べ歩き」は、まだまだ続く……。

粥専門店。 ランチタイムや夕食時は地元の人と思われる人々でにぎわう。庶民的な店構えで、海鮮お粥(26香港ドル)はシンプルながらも奥深い味わい