初代より33%薄く、15%軽い。その上で2倍の性能を誇るデュアルコアプロセッサ「A5」を搭載した最先端のタブレット端末――それが「iPad 2」だ。すでにアメリカなど海外では販売が始まっているが、日本での登場を待ちわびている人も多いだろう。そのiPad 2 日本版を、発売に先駆け借りることができた。期間が非常に短くまだ使い込むにはいたっていないが、まずはファーストインプレッションをお届けしたい。

より薄く、より軽く、より高性能になったiPad 2

まずはiPad 2の外観をチェック

なお、すでに本誌では海外版でのレビューやベンチーマークを行っているため、詳細なデータを知りたい場合はそちらの記事(前編後編)を参照してほしい。では、iPad 2日本版の外観からチェックしていこう。

前面

背面

上部

下部

左側面

右側面

海外版との唯一の違いは「技適マーク」

今回試用したのは「Wi-Fi+3G版」。背面上部に3Gのアンテナが内蔵されているため、デザインが「Wi-Fi版」とは異なる。初代iPadにあった"側面"がほぼなくなり、背面に向かってなだらかに傾斜している。これによって、筐体の一体感がさらに高まった印象だ。

側面がなくなり、背面にむかってなだらかに傾斜している

下部には30ピンのコネクタ、本体に向かって右側には音量ボタンや消音ボタン(設定で画面回転のロックにも使える)が搭載されているのは、初代iPadと同じだ。左にはマイクロSIMカードのスロットがあり、ピンを挿して抜き差しする。前面にはホームボタンが1つだけというスタイルも踏襲している。一方で、新たにFacetimeなどに利用するインカメラ/アウトカメラが搭載された。

30ピンのコネクタは初代と同じ本体下部にある

スピーカーも本体下部に搭載する

右側に搭載された音量スイッチなどのデザインも一新

SIMカードスロットはピンで押し出す形となる

ちなみに、日本で発売されるWi-Fi+3G版は、背面に「技適マーク」が刻印されている。ほかの国で販売されているモデルとの唯一の違いは、ここになるだろう。