ディズニー最新映画「塔の上のラプンツェル」が3月12日より全国公開される。日本語吹替え版でヒロイン・ラプンツェルの声を担当するのは中川翔子。大のアニメ好きとして知られている彼女だが、永年の憧れだったディズニー作品のヒロインのボイスキャストに選ばれるという、まさにディズニー映画のようなミラクルが今回実現した。「まるで夢のよう」と、興奮と驚きを隠せないしょこたんに話を聞いた。

中川翔子 拡大画像を見る

――まずは作品を見た感想をお聞かせ下さい。

中川「初めて見た時はホントに衝撃的でした。『なんて綺麗なんだろう!』と。おとぎ話の幻想的な部分とリアリティ、そして新しさと懐かしさが全部入っているような素晴しい映像でした。よくあるヒロイン像とは違い、王子様をじっと待つのではなく、自分から外の世界に飛び出していくラプンツェルがとっても魅力的で、人として生まれたことの喜びや、いろいろなことを発見して知ることの楽しさが全身に満ちあふれているんです」

――ストーリーに関してはいかがですか。

中川「私はもちろん、見た人の心を動かすというか、『自分も何かしなくちゃ!』という気にさせるストーリーですよね。たとえどんなに辛く悲しいことがあったとしても、折れない心を持ち続ければ夢は叶えられる、という。そこにファンタジーを感じましたし、実際に私自身もアフレコが終わってから世界の見え方が変わりました。朝が来ると『あぁ…地球回ってる…すごい!』と思ったり(笑)。それくらい影響されちゃいました」

――そんな素敵な作品のヒロインのボイスキャストに選ばれたことについては?

中川「まさに信じられないほどの天地を揺るがす大スペクタクルですよ(笑)。25年間の人生が走馬灯のように浮かぶほど嬉しかったです。私が常に意識してきたのは、"生きた証"を残すことなんです。地球の歴史に比べたら人間の寿命なんてホントあっという間ですし、いつ死ぬかなんて誰にも分からないじゃないですか。こうして自分の声が作品と共にずっと残り続けるということは、夢みたいに嬉しいです」……続きを読む