【インタビュー】
100人のカメラマンがデジタル一眼レフカメラなどで撮影した映像素材から制作されたドラマ『100人カメラマン』のDVDがアニプレックスより発売中だ。100人カメラマンとは、テレビ番組『How to モンキーベイビー!』から生まれた企画。この企画は、100人ものカメラマンが、動画撮影機能付きのデジタル一眼レフカメラなどを使用して、数カ所で同時進行する芝居を自由に撮影。集められた動画素材を編集し、ひとつの作品に仕上げるというユニークなもの。数カ所で同時進行で行われたという芝居は、全てノンストップで進行。出演者もカメラマンもNG禁止で行われたという。この作品に出演だけでなく、監督・編集・撮影としても参加した矢口真里とハルク(劇団ひとり)に、制作秘話を訊いた。
――そもそも、この企画はどのようにしてはじまったのでしょうか。
矢口真里(以下、矢口)「劇団ひとりさんが、とにかくカメラ好きで色々な高性能カメラを持っているのですが、ムービー機能を使いこなせてなかったみたいなんです。その機能を使って、皆で映画でも撮れたら面白いと話していたのが企画の発端ですね。全国にカメラの動画機能を使いこなせていない素人の方も沢山いらっしゃるかもと思い募集したら、7人、30人、100人と素人カメラマンが集まり実現しました」
――この企画で、おふたりは監督、出演、撮影だけでなく、編集にも挑戦されたそうですね。
ハルク(劇団ひとり)(以下、ハルク)「7人カメラマンによる『ものいり刑事』を僕は編集したのですが、とにかく使える映像がなくて大変でした。僕と矢口さんも7人のカメラマンに含まれているのですが、初めてという事もあり、皆さん本当に撮影が下手で、ここまで駄目な7人は居ないだろうという程、酷かった(笑)。脚本には書かれていて役者も演技してるのに、7人の誰も撮影できていないというシーンまでありました。使えるカットを探しながら、なんとか編集する感じでしたね」
――30人カメラマンの「帰ってきた! ものいり刑事」ではどうでしたか。
ハルク「こちらは、僕は編集していないのですが、30人だとまた違う感じでしたね。同じ場面でも良いカットが複数あり、甲乙付けがたい。100人だと何十人も同じ場所を撮影していたので、どの画を選ぶかで編集は大変だったみたいです。心理学の本に書いてあったのですが、人間って選択肢は3つくらいが選び易いそうです」
――100人カメラマンの『さらば! ものいり刑事』では、矢口さんが出演と撮影だけでなく、監督と編集を担当されています。
矢口「私は100人カメマンと同時収録されている『NASA=NASU』の編集を担当しました。100人カメマンでは、撮影された動画データが24時間分あったので、ある程度プロの方に使える画を選んでいただいただ後に編集しましたが、それでも選ぶのが大変でした。キスシーンひとつだけでも、16アングルの動画があって、その中から選んで編集したんですよ」
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