2月20日に開催されたTVアニメ『遊☆戯☆王ZEXAL』の製作発表会には、まずお笑いコンビ・ペナルティのヒデとワッキーが登場。ペナルティの2人は吉本興業に所属する「パパ芸人」たちで結成された「PaPaPARK!」のメンバーとして、今回『遊☆戯☆王ZEXAL』の宣伝部長を務める。

『遊戯王ZEXAL』の宣伝部長としてペナルティのヒデとワッキーが登場

『遊☆戯☆王ZEXAL』の主人公・遊馬と一緒にポーズを決めるワッキー

『遊☆戯☆王ZEXAL』の主人公・九十九遊馬の口癖は「かっとビングだぜ、オレ!!」。そこで、かっとビングなギャグを披露することになったワッキーは、「かっとビングというより、カッティングなギャグでいいですか?」と前置きして……、

おなじみ「芝刈り機」の物まねを披露。「皆さんの記憶からもカッティングしてください……」

すると突然、遊馬も「芝刈り機」……

続いてステージには、『遊☆戯☆王ZEXAL』のキャスト陣から、九十九遊馬役の畠中祐、アストラル役の入野自由、神代凌牙役の増田俊樹、観月小鳥役の小松未可子が登場。

『遊☆戯☆王ZEXAL』のメインキャスト陣が登場

主人公・九十九遊馬を演じる畠中祐は16歳の高校1年生。役が決まったとき「本当にビックリしました」という畠中は、「10年間の歴史がある『遊☆戯☆王』の4代目主役ということで、とても感動しております」とその喜びを表し、「長年やってきた『遊☆戯☆王』なのでかなりプレッシャーもありますが、僕なりの九十九遊馬を演じていきたいと思います」と力強く意気込みを語った。

「週刊少年ジャンプ」での連載当初からずっと『遊☆戯☆王』を読んでいたという入野自由。実際にカードゲームでも遊んでいて、かなりの種類のカードを持っていたという入野が、「またカードを買いにいったりして、ワクワク感を味わいたいです」と語ると、同じく連載当初から読んでいたという増田俊樹は、役に決まった後に実際にカードを買いにいったということで、『レアを当てるまでにけっこう時間が掛かり、5枚目でやっと引き当てました」とのエピソードを明かした。

一方、オーディションは遊馬役で受けたという小松未可子。昨年放送されたTVアニメ『HEROMAN』でも主人公の男の子・ジョーイ役を演じた小松だが、今回まさかのヒロイン役に抜擢されたということで、「初めてちゃんと女の子役をやれるのでうれしい」と笑顔を見せた。

畠中祐

入野自由

増田俊樹

小松未可子

また、それぞれ自らが演じるキャラクターの見どころについて、下記のように語ってくれた。

畠中祐「今までの歴代『遊☆戯☆王』シリーズの主役の人たちは、みんな最初からデュエルの天才という感じでしたが、今回は本当にデュエルの初心者で、ルールすらまだあやふやな感じからスタートしています。僕自身もデュエルをあまりやったことがなく、本当に初心者なので、テレビを観ている皆さんと一緒に成長できたらいいなと思います」

入野自由「僕のキャラクターは遊馬君とは真逆の天才デュエリストで、しかも異世界から来たアストラルという謎の生命体。本当にデュエルが上手くて、強いです。そして遊馬と出会ったことで、記憶が無くなり、99枚のカードになって散らばってしまいます。今回はそのカードを探していくというお話なのですが、謎がどういうものかが気になりますね」

増田俊樹「神代凌牙は冷静沈着で、クールなときには残忍さも見えてくるキャラクターですが、ライバルとして、そして遊馬君に立ちはだかる壁として強くありたいです。ライバルとして、強くありつつ、一緒にデュエリストとしての力を高めていくようなキャラクターでありたいと思います」

小松未可子「観月小鳥ちゃんはデュエルに関してはまったく知識がない初心者で、初めて『遊☆戯☆王』を観る方にとっては、同じ目線のキャラクターになっています。遊馬を支えるお姉ちゃん的な立ち位置だったりもしますが、気持ちがあるのかないのかは今後おいおいという感じで(笑)、そのあたりも楽しみにしていてください」

アフレコ収録はまだ第1話が終わったばかりということだが、現場の雰囲気はかなりいいというキャスト陣。ここで会場では、『遊☆戯☆王ZEXAL』からおよそ15分のスペシャル映像が上映された。

スペシャル映像において、本作のオープニングテーマとなるmihimaru GTの「マスターピース」も初公開。さらに、エンディングテーマがゴールデンボンバーの「僕クエスト」になることもあわせて発表された。

自称マブダチのワッキーに呼ばれ、mihimaru GTのhirokoとmiyakeがステージに登場

ソロ活動を経て、今回の「マスターピース」で再始動となるmihimaru GTだが、ボーカルのhirokoは、「実際に映像を観させていただいたとき、言葉の一つ一つにパワーがあって、失敗を恐れず、失敗しても前に進み続けるという"情熱"が伝わってきて、『マスターピース』もそういう気持ちとリンクするような思いで作らさせていただきました」と楽曲に込めた思いを語る。一方、「アニメの力強さからロックが一番ピッタリだと思った」というmiyakeは、「その中で、ひとつ新しいアプローチをしたいなと思い、それが高速ラップへと繋がった」と、「マスターピース」の聴きどころのひとつとなる"高速ラップ"について言及。「何て言っているのかが気になるような感じと、ちょっと真似したくなるような感じ」を目指したという高速ラップだが、実際に歌うhirokoは、「最初は本当にカミカミで、何カミぐらいしたでしょう」と苦笑いを浮かべた。

その後、ステージにはさらなるスペシャルゲストとして原作者の高橋和希氏が登場。「ぜひ応援をヨロシクお願いします」とのメッセージを残した。

TVアニメ『遊☆戯☆王ZEXAL』は2011年4月11日より、毎週月曜日夜7時30分よりテレビ東京系列にて放送開始。また、BSジャパンでも4月16日より毎週土曜日夜6時30分よりスタート。

(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS