Android 2.2を搭載するスマートフォン「GALAXY S」がヒットを記録し、タブレット型の「GALAXY Tab」も注目を集めているサムスン。ヒットの要因と日本市場での今後のスマートフォン戦略について、サムスンテレコムジャパンの端末営業部の部長・オウ チャンミン氏と、次長・阿部崇氏に話を聞いた。

オウ チャンミン氏(左)と阿部崇氏

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―― GALAXY Sは、店頭で品薄になるほどの人気と聞きますが、実際にどれくらい売れているのでしょうか?

オウ氏 グローバルでは昨年6月の発売から半年で1000万台を突破しました。日本での販売台数は公表していませんが、お陰様で好調に売れております。累計販売台数としては、日本でGALAXY S以上に売れた機種もありますが、ハイエンドのスマートフォンが売れたことで、お客様に価値を認めていただけたのではないかと、うれしく思っております。

―― ヒットの要因をどのように分析しておられますか?

阿部氏 GALAXY Sはグローバル向けのフラッグシップ端末であり、サムスンの技術の粋を結集して開発したモデルです。商品の良さを見てもらいかったですし、実際、それを日本のお客様にも共感してもらえたのだと思います。

オウ氏 スマートフォンの真価は端末だけで捉えることはできません。弊社としては、価値あるものを提供できたと自負していますが、それを快適なネットワークで使っていただけることも良い評価をいただけた要因でしょう。それにより、端末の動作をより速く感じていただけますし、ダウンロードした高画質の動画をさらにキレイに見ていただけていると思います。