あ~『デッドライジング』の続編出な……出た!

アウトブレイクに見舞われたアメリカを舞台に大量のゾンビと戦うゲーム、それが「デッドライジング」シリーズだ。

現在はシリーズ2作目までが発売されており、それに加えてシリーズのプロローグ的作品である「デッドライジング2:CASE 0」がXbox LIVEでXbox 360用ダウンロードコンテンツとして配信中でもある。

以前、この「デッドライジング2:CASE 0」を体験したことで本作の魅力に取り憑かれた筆者は、その後「デッドライジング2」、そして初代「デッドライジング」と立て続けにプレイし、「早く続編出ないかなー。何なら3、4、5と半年おきくらいに出ないかなー」と、開発スタッフの都合を完璧に無視した勝手な希望を抱いていた。

すると、そんな僕の願いが届いたのか、昨年末よりダウンロードコンテンツとして『デッドライジング2:CASE WEST』の配信が開始されたのである!

こちらに背を向けて佇む二人の男。彼らは……

聞くところによると、この『CASE WEST』は『デッドライジング2』のエピローグ的作品であり、前作のエンディング直後からスタートする物語とのこと。

もちろん前作のエンディングについてはここでは触れないが、ともかく主人公は『デッドライジング2』と同じくチャック・グリーンのはずだ。だって2の外伝的作品なわけだし……。

そう思ってゲームをスタートしてみたところ……。

左はチャック。右は……フランクさん!?

!?

ふふふ、フランクさん!? フランクさんじゃないですかっ!!

……そう、ムービーとともに颯爽と登場したのは、初代『デッドライジング』の主人公にしてゾンビ系アクションゲーム最強との呼び声も高い戦闘ジャーナリスト、フランク・ウエストその人だったのである! うおお! これは一気にテンション上がる!

久しぶり! そしてやっぱりかっこいい!

もちろんフランクさんは、ただ出てくるだけではない。

今回、一人で遊ぶ際にはチャックを操作するが、その場合はフランクさんがAI操作により仲間として、そして2人プレイのCO-OPではゲストプレイヤーがフランクさんを操作することができるのだ!

初代と2の主人公が共に戦う──この手のファンサービスはベタではあるが、やはりシリーズのファンにとっては嬉しい限りだ。

フランクさんの武器はデフォルトでバット。もちろん他にも様々な武器を使いこなす超人ぶりは相変わらずだ

また、初代と2のコラボはこれだけではない。

たとえば今回は初代にあったフランクさんの特技である写真撮影システムが復活。チャックを操作していても、色々な物を撮影してPP(経験値)を得ることができる。もちろん、2から登場したコンボ武器のシステムも健在だ。今作では40種類以上もの新武器が用意されており、さらに新コンボ武器も8種類登場する。前作を超えるハチャメチャな組み合わせに期待したい。

積極的にナイスショットを狙っていきたい

メンテナンスルームでは様々なコンボ武器を作ることができる。相変わらずテープは万能だ

与えられた指示は……「生き残れ」!

さて、いよいよプレイスタートだ。

初代と2でそれぞれアウトブレイクに見舞われたフランクさんとチャックは、事件の真相を暴くという目的で共同戦線を張り、フェノトランス社へと潜入する。

相変わらずのゾンビパラダイス

始まってすぐ、目の前には大量のゾンビ、ゾンビ、ゾンビ……。

これこれ! このゾンビの群れこそがデッドライジングの"いつもの光景"だ。

あれ、ところで武器は……?

逃げ場のないコンテナの中に放り出されたはいいが、手持ちの武器はゼロ、しかも周りにアイテムがほとんど落ちていない。そして画面に出た指示はたった一言。

生き残れ

アバウトすぎるだろ!

一瞬焦ったものの、よく見るとチャックのレベルは最初から40あった。これなら様々な体術が最初から使えるし、体力もそれなりだ。前作をプレイしてから本作を遊ぶ人が多いだろうから、これはナイスな配慮といえる。

スマッシュやパワーボムを駆使してゾンビを撃退していると、やっとコンテナから解放され、広い場所に出ることができた。ここからが本番だ。

今回のマップは『CASE 0』よりもだいぶ広い

まずは研究所のあちこちに、これでもかと言わんばかりに落ちている武器を拾い集めていく。なんで製薬会社の研究所に水鉄砲が? とかそんな野暮なツッコミをしてはいけない。落ちてるんだから仕方ないのだ。

集めた武器でゾンビをなぎ倒しながら進んでいくと、突然マシンガンで狙撃された。研究所の警備員だ。何とか弾幕をくぐり抜けて倒すことができたが、身を隠すところが少ない今回のマップでこれはかなり鬱陶しい。やはり前作や『CASE 0』に比べて少し難易度は上がっている気がする。望むところだ。

ゾンビよりも人間の方が手強いのはもはやデッドライジングシリーズの常識だ

電流の流れる棒を持った警備員もかなりやっかいな敵だ

さらに研究所内を歩いていくと、ゾンビに囲まれて悲鳴を上げている人に出くわした。デッドライジングではサバイバーと呼ばれる一般人を救出することでボーナスが得られるため、できるだけ助けたいところである。

さっそく周囲のゾンビを一掃し、サバイバーを救出。前作まではこの後安全なところまで誘導してやる必要があったが、今回は助けてやるだけで後は勝手に逃げてくれる。サバイバーが研究所の人なので、避難経路を知っているのだろう。

前作同様、車も運転できる。オッサン二人が一緒に乗っている光景はなかなかシュール

もちろん着替えることも可能。チャックだけでなくフランクさんも一緒に着替えてくれる

また、プレイしていて感じたのは、今回はケース間のフリータイムが多いということだ。

デッドライジングは基本的に「ケース」と呼ばれるイベントをつないでストーリーが構成されており、それぞれのケースには時間制限が設けられている。なので時間を気にせずゾンビと自由に遊べるのは、たまにケースの合間に挟まってくるフリータイムに限られるのだが、そのフリータイムがいつもより多めに用意されている印象を受けるのである。

おかげでストーリー自体は短いものの、お腹いっぱいゾンビと戯れることができた。デッドライジングシリーズを始めたばかりの頃はゾンビのあまりの多さに肝を潰したものだが、今となっては「もっと! もっといないのか!」とゾンビを探して走り回るようになってしまうのだから、人間の慣れというやつは恐ろしい。

ゾンビアクションゲーム史上最強コンビの今後の共演はあるのだろうか?

初代と2の"イイとこ取り"をした『デッドライジング2:CASE WEST』は、これまでのデッドライジングシリーズの集大成であると同時に、そのうち出るだろう(と、僕は信じている)『3』へ向けてのオープニング的作品として、デッドライジング初心者にもオススメしたい一本である。

ゲームタイトル デッドライジング2:CASE WEST
対応機種 Xbox 360
ジャンル ゾンビパラダイスアクション
発売(配信)日 発売中(2010年12月27日開始)
価格 1,000円(税込) ※本製品はクレジットカードのみの購入となります。
CEROレーティング Z (18才以上のみ対象)
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