帰宅後、郵送し忘れたハガキをバッグの中で発見したり、公共料金の支払期限が気付いたら過ぎていたり……。ビジネスではもちろんのこと、普段の生活でも忘れてはいけない"タスク"が多々ある。iPhone標準の「カレンダー」や「メモ」を活用して即席のTo Doリストを作成することもできるが、やはり日常的に使うなら専門のアプリを入れておきたい。

タスク管理アプリは数多くあるが、今回は「使いやすさ」と「価格」と「機能」のバランスが非常によい「次にすること(TaskBook)」(115円)を紹介しよう。

「次にすること(TaskBook)」の最大の魅力は、操作が直感的であることだ。登録したタスクを遂行したら、「完了」カテゴリにドラッグ&ドロップで放り込めばいい。登録したタスクの並べ替えや、任意のタグ付けもドラッグ&ドロップで操作可能。もちろん、チェックボックスをチェックしていく形式も用意されているので、好みの形式を選ぼう。この操作性が気に入れば、タスクをこなすのが楽しくなってくるハズ。

メイン画面のインターフェイス。「今やるべきこと」が一目瞭然だ

タスクを遂行したら、ドラッグ&ドロップで「完了」カテゴリへ

ボタン1つで、チェックリスト形式へ切り替えも可

タスクの登録方法も至ってシンプルだ。1つのタスクをじっくり登録することも、思いついた複数のタスクを一気に登録することもできる。このほか、パソコンでテキスト入力した複数のタスクを読み込める「ペーストボードから」というボタンもあるので、いちいちiPhoneで文字を入力しなくても大丈夫。

タスク登録画面。ボイスメモも保存できるので、メモ入力が面倒なら活用しよう

複数のタスクを一気に登録。実行日などの項目は、後から個々に登録できる

高機能とはいえないが、基本的な機能が非常に使いやすいので長く使えるアプリだ。日常生活だけでなく、ビジネスでも活用できそうだが、「月例会議」といった定期的に発生するタスクの繰り返し機能がないのは残念。タスク登録の際は、過去の履歴から登録することもできるので、工夫して対処しよう。今後のアップデートに期待したい。

対応モデルは、iPhone、iPod touchおよびiPad互換、OSはiOS 4.0以降、ジャンルはビジネス、アプリサイズは1.2 MB、対応言語は日本語、英語、執筆時のバージョンは1.0。