3DMark Vantage v1.0.2(グラフ11~15)

FutureMark
http://www.futuremark.com/

グラフ11

グラフ12

グラフ13

グラフ14

こちらもおなじみのもので、以前記事も書いたので、テスト方法は割愛する。グラフ11・12がPerformance Setting、グラフ13・14がExtreme Settingの結果である。3DMarkの結果でGeForce 580 GTXが大きく伸びているのは、多分にCPU TestでPhysXが動作することと無縁ではなく、実際(敢えて入れてないのだが)CPU Scoreが大きく伸びている。これは余り意味が無いので、その代わりにGraphics Scoreを一緒にのせているわけで、こちらがほぼ実際の描画性能に近いと考えれば良いだろう。結果であるが、意外にDX10世代ではRadeon HD 5870が健闘し、Radeon HD 6950をわずかに追い抜くところまで伸びているのが目立つ。またCrossFireの結果も、Extreme Settingでは2倍近くになるが、Performance Settingではなんとか50%増しといったところ。もっともオーバーヘッドを考えるとこんなところか、という気もする。

グラフ15

ところでグラフ15はFeature Testの結果である。このテストはSettingやプラットフォームによらずほぼ一定だったので、全体の平均を取った上で、Radeon HD 5870のスコアを100%とした相対性能で示している。

意外なことに、Feature Test 1(Texture Fill)などではGeForce GTX 580の性能はそれほど高くない。ところがFeature Test 4/5(GPU CLOTH/GPU PARRICLES)などではCrossFire構成を上回る性能を出すなど、だいぶ得手不得手の傾向がRadeon系と違うのが確認できた。一方のRadeon系列は? というと、ほぼ同じ傾向といったところ。もっともFeature Test 6(PERLIN NOISE)のみ値がばらけているのは、内部の構造が変わったことと無縁ではないのかもしれない。