海外高級ブランド店が立ち並ぶ東京・銀座の並木通り。ここに、銀座の雰囲気を味わいながら、くつろいだ会話をバニーガールと楽しむことができる『サントリーバー THE BAR 並木』がある。今回は、仕事帰りの会社員が一人で立ち寄ることも多いという、このバーの魅力を紹介したい。

『サントリーバー THE BAR 並木』

「豪華だけど、一人でも入りやすい」のが特徴

「サントリーバー THE BAR 並木」は、並木通りを新橋側から入ってすぐ右手、奥村プラッツビルの7階にある。同ビルは通称「ポルシェビル」という名前で、1階には車が展示されている。

取材に訪れたのは開店1時間前。ビルのエレベーターを利用しようとエレベーターに向かうと、同じビルのお店の出勤する複数の女性と一緒になり、この時点で、銀座のクラブやバーにほとんど行ったことがない筆者は、もうドキドキしてしまった。7階に到着し、左奥に進むと、「THE BAR 並木」がある。入り口からも、やはり銀座の雰囲気が漂う。出迎えてくれたのは、同店の美人マネージャー、原かおりさんだ。

「THE BAR 並木」入り口

ここで、同店のシステムを簡単に紹介したい。営業時間は、午後6時半~11時半。大体、10時半ぐらいまでに入店する人が多いといい、終わりまで飲んでも、終電にも十分間に合う時間だ。1時間半が1セットで、チャージ料が6,500円+サービス料10%。これに飲み物代と食事代が加わる。お酒は、響12年が1ボトル7,900円、1ショット900円、山崎10年が1ボトル7,900円、1ショット900円。午後6時半~8時までのハッピーアワーに入店すれば、料理5品とサントリーモルツ飲み放題が付いてくる。メニューはドリンク、フードともメニュー表があり、完全明朗会計となっている。これらの値段は、 同店サイトでも確認できる。

「THE BAR 並木」の美人マネージャー、原かおりさん

原マネージャーによると、客単価は7,000円~8,000円。「銀座の雰囲気を味わうことができる割には、リーズナブルなお値段になっています」。確かに、この値段だったら、筆者でも来ることができそうだ。仕事帰りで一人で立ち寄る会社員が多いというのも納得だ。

なぜ、豪華な雰囲気にもかかわらず、一人で立ち寄ることができるカジュアルさも持ち合わせているのか。その秘密は、リーズナブルな値段に加え、バニーガールと"明るく、楽しく"会話を楽しめる点にある。まず、隣に女性が付くのではなく、カウンター越しに接客する方式であることが、"明るく、楽しく"会話を楽しめる要因だ。カウンター形式だと、隣のお客さんを気にすることなく、会話をすることができる。

また、女性の個人情報をお客さんに教えない、同伴・アフターも禁止していることも、女性とお客さんとの健全な関係を維持するのに役立っている。「女の子とお客さんとの間に、ある程度の距離があったほうが、楽しくすごすことができるんです。次に来るのも、一層楽しみになります」(原マネージャー)。

「バニーが嫌いな男性はほとんどいない」

女性も、"明るく、楽しく、かわいい"のが特徴だ。入店して席に着いたお客さんにはまず、「今日も一日お疲れ様でした」と、明るい笑顔と声でおしぼりを渡す。これで、仕事で疲れた会社員も、一気に癒される。クラブなどでは、1セット1時間のところも多い中、「THE BAR 並木」は1時間半。「初めて一人で来た方は、最初の30分は緊張していることが多いのです。1時間だと、その緊張がほぐれて楽しく会話が始まったところで、時間切れとなることも多いです。その点、1時間半だと、ゆっくりくつろいで会話を楽しんでいただくことができます」(同)。

女性も、"明るく、楽しく、かわいい"のが特徴だ

そして何より癒されるのが、女性のバニー姿がかもし出すかわいらしさだろう。「バニーガールが嫌いという男性は、いないのではないでしょうか」(原マネージャー)。確かに、筆者も嫌いではない(というより、大好き)。バニーのコスチュームは、プレイメイトクラブなどを参考にしている。コスチュームはかなりセクシーだが、接客する女性たちは親しみやすく話しやすく、非常に健全な雰囲気。このバーが、向かいのビルで別のクラブを経営するオーナーの「米国のような、大人の社交場を作りたい」という思いから生まれたことが、そうした雰囲気の大きな要因だ。

今年はウサギ年でもあり、早速、卯年のお客さんの誕生日会も催された。また、品のある雰囲気となっているため、接待にも重宝されることが多いといい、「食事に行かれた後、大切なお客様にくつろいでいただこうと、利用していただける場合も多いです」(原マネージャー)。

お薦めは、サントリーの「響12年」

お店がお薦めするお酒は、サントリーの響12年。サントリーの系列店であり、「サントリーのお酒をおいしく飲める」のがお店のコンセプト。ボトルのほとんどが響12年となっている。メニュー作りから店作りの全てで、サントリーと協力しているという。水割りなどに吹き付けて香りを引き立たせる、サントリーオリジナルのミニボトルスプレーなども用意している。

お店がお薦めするお酒は、サントリーの響12年

食事は全て、店内の厨房で作っており、おいしいものをすぐに食べられる。「遅い時間に来られても、食事もお酒も楽しむことができます」(原マネージャー)。お薦めメニューは、MIXピザ(1,000円)、BUNNYステーキ(1,200円)、本日のパスタ(1,200円)などとなっている。フードの価格帯も驚くほど高いわけではなく、これなら安心してオーダーできそうだ。

水割りなどに吹き付けて香りを引き立たせる、サントリーオリジナルのミニボトルスプレーなども用意している

筆者も、同店で実際に、飲ませていただいた。銀座ならではの豪華な雰囲気に最初は少し気後れしたが、対応していただいた女性の「今日も一日お疲れ様でした」との一言で、緊張は一気にとれた。後は、楽しく、明るく、会話を楽しむことができた。何より、バニー姿のかわいらしいこと。やはり嫌いではない(しつこいようだが、むしろ、大好き)。原マネージャーの言っていたように、隣のお客さんを全く気にすることなく、1時間半楽しめた。実は過去に、銀座ではないが他のクラブに行き、しかしながらフードやドリンクの値段が最後まで分からず、恐る恐る注文し、会計をする時にひやひやした経験があった。しかし今回は完全明朗会計なので、フードもドリンクも安心して注文することができたことも、付け加えておきたい。

店内は、蝋燭も灯され幻想的な雰囲気に

おいしいお酒と食事も楽しめて、銀座の豪華な雰囲気と、魅力的なバニーガールとの会話を堪能することができる。仕事に疲れたというあなたもぜひ、一度訪れてはいかがだろうか。