昨今スマートフォンにアプリマーケットが搭載されるのが半ば当たり前になっているが、Androidにおいてその役目を果たすのが「Androidマーケット」である。無料、有料のアプリケーションがそれぞれ提供されており、有料アプリはGoogleチェックアウトという決済サービスを介して購入することができる。

今回は頻繁に開くことになるであろう、Androidマーケットの使い方を紹介していこう。

Androidマーケットを初めて立ち上げる際は利用規約の同意が必要となる。Googleアカウントの登録が済んでいない場合は、この画面の前に第1回で紹介したアカウント登録画面が表示される

マーケットは大きく分けて「アプリケーション」「ゲーム」「ダウンロード履歴」に分かれている。アプリケーションとゲームはそれぞれカテゴリで分類されている。auやソフトバンクのユーザーはダウンロード履歴の部分がキャリアごとの特設コーナーになっているが、メニューボタンを押すことでダウンロード履歴を表示できる

ダウンロード履歴はこれまでダウンロードしたアプリが一覧されるほか、アプリの更新にも利用する。プリインストールアプリやGoogleアプリケーションの更新でも使うのでこの画面を開く機会は多い。最新のAndroidマーケットアプリでは複数のアプリを一括で更新する機能もついた

個々のアプリにはアプリに対する評価やコメントをつけることも可能

カテゴリごとの一覧から探してもいいが、キーワード検索でアプリを探してもいいだろう。探しているアプリの名称やデベロッパ(開発者)名、あるいは関連するキーワードで検索すると複数のアプリがヒットする。お目当てのアプリが見つかったら「インストール」を押すだけだ。アプリが使用する機能に関連する権限への承認画面が表示されることもあるが、よほど出所の怪しいアプリ以外はあまり意識しなくてもよい

アプリをアンインストールするには、設定メニューの「アプリケーション」のほか、ダウンロード履歴画面からも行える

有料アプリを購入したい場合は、事前にPCから「Google CheckOut」のサイトにアクセスし、Googleアカウントにクレジットカードの情報を登録する必要がある。無料アプリでは「インストール」と表示されている部分が、有料アプリでは「購入」になっており、この購入をタッチすると決済画面が表示され、決済完了と同時にダウンロードが始まる。もしアプリが気に入らなかった場合は、一度に限りダウンロード履歴画面からアンインストールすることで決済した代金の払い戻しが行われる。以前は24時間以内だったが、後述のアップデート後から15分以内に短縮されたようだ

2010年12月中旬にAndroidマーケットの大幅なアップデートが実施された。デザインが全体的に変更されたほか、「ダウンロード履歴」が「マイアプリ」に名称変更されている

アプリの詳細画面のデザインも大幅に変更され、押すべきボタンもわかりやすくなった

次回は、アプリやウィジェットの使い方、プラグインなどについて紹介する。

AndroidスマートフォンのTips

第1回 Googleアカウントの登録
第2回 通信まわりの設定について
第3回 ケータイから電話帳を移行(前編)
第4回 ケータイから電話帳を移行(後編)
第5回 Androidマーケットを使いこなす

(Kunihisa Takayama/K-MAX)