Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Googleは15日(米国時間)、エンタープライズレベルでの採用に必要とされる機能をChromeに実装したことを発表した。企業ユースでは要求に応じてアプリケーションの一括インストールや設定、管理機能が求められる。今回Chromeにこうした機能が実装されたことで、企業ユースにおけるChromeの採用に弾みがつくとみられる。実現された機能は次のとおり。

  • Windows: MSIインストーラの開発。管理ツールを使って管理対象ユーザに一括したインストールと設定管理などの機能を提供。Group Policyオブジェクトをサポート。
  • Mac OS X: plist/MCXコンフィギュレーションをサポート。
  • Linux: カスタマイズされたJSONコンフィギュレーションをサポート。

企業はChromeを使うことで優れたセキュリティ機能と最新のパフォーマンス、最新のHTML5の機能を活用できると説明がある。既存のWebアプリケーションにアクセスする必要がある場合には、Chrome Frameを使うことで、IEを使いながらも最新のChromeの恩恵を受けることもできると説明がある。

Googleはここ数ヵ月に渡ってすでにこの取り組みを進めており、すでに数千のユーザに対してデプロイに成功。今回の取り組みは企業ユースへ向けた最初の取り組みであり、今後要求されている機能を順次実装していくと説明している。