【レポート】

Twitterで料理をしよう! - 140文字レシピで広がる料理の世界

    たきぐちともこ  [2010/11/29]

    Twitter日本上陸から2年以上が経ち、利用者は料理業界にも拡大中だ。自分のレシピを公開したり、おいしい店や料理についてつぶやいたりということが日常茶飯事となっている。そこで今回はレシピ系Twitterアカウントをご紹介。140文字で伝える料理のレシピとは、一体どのようなものなのだろうか。

    人気料理人のつぶやきを書籍化

    「オー・ギャマン・ド・トキオ」の木下威征シェフのツイートをまとめた書籍『twitterレシピ たった140文字でパスタもデザートも。』

    まず注目したいのは実力派シェフのつぶやき。東京・白金のフランス料理店「オー・ギャマン・ド・トキオ」の木下威征シェフが、アカウント「CHIVAS_RECIPE」で、フレンチやイタリアンを中心としたレシピをツイートしている。11月29日現在のフォロワーは1万381。今年6月にはこれまでのツイートをまとめた書籍『twitterレシピ たった140文字でパスタもデザートも。』(発行: 阪急コミュニケーションズ 2010年6月30日発行 1,680円)も発売され、話題となっている。

    阪急コミュニケーションズ書籍編集部の土居悦子さんは、「一般の人が情報発信するツイッターが多い中で、現役のプロで、しかもフレンチのシェフがレシピを公開しているものは珍しかったので書籍化に至りました」と語る。実際に木下シェフが店で提供している「わさびパスタ」などのレシピも公開されており、店のファンはもちろんのこと、ワンランク上の料理を目指す人々にも支持されているようだ。プロらしく、「調理のポイント」までツイートされており、出来上がり写真もなかなか本格的である。

    主婦から絶大なる支持を集める「つぶやきレシピ」

    次に注目したいのはtwitter連動サイト「つぶやきレシピ」(twitterアカウント: tsubuyakirecipe)。こちらはインターネット関連企業・クリエイターズネクストが運営するレシピサイトで、Twitterでは家庭で手軽につくることができる料理を1日3回以上もツイートしている。5時30分、11時30分、17時30分を基本に、15時にお菓子レシピをつぶやくこともある。故に、他のレシピ系Twitterと比較すると、情報量が圧倒的に多い。それが功を奏してか、2010年3月からスタートしたにもかかわらず、すでにフォロワー1万人超えを達成。主婦を中心に絶大なる人気を誇っている。

    「つぶやきレシピ」のtwitterアカウント tsubuyakirecipeでは、最低1日3回はレシピをつぶやく

    「もともとは料理好きが高じて始めたのですが、予想以上に早くフォロワーが増えて驚いています。自分の中ではフォロワー1万人は来年の春くらいかと思っていました」と運営者のtsubuyakirecipeさん。ツイートするとすぐに、「これからスーパーに買い物に行ってきます! 」とつぶやかれたり、「実際に作ってみました」と画像をアップロードしたフォロワーから返信があるという。「かなりの手ごたえを感じています。いまは冬の料理をがんばって作っています」とのことだ。

    例えば、冬場の料理としておすすめなのは、あたたかい「カボチャと人参のポタージュ」や、クリスマス向けの「チキンハートのキャベツロール」など。季節に関係なく人気なのは「アボカドとたらこのにぎり」だそうだ。「キチンラーメン炊き込みご飯」というB級料理もある。

    冬場におすすめの「カボチャと人参のポタージュ」

    反響の大きかった「アボカドとたらこのにぎり」(画像は共に「つぶやきレシピ」より)

    レシピは、決して高度な調理技術を駆使するものではなく、"簡単に、家庭で、誰でも、手軽に"が基本。なので、レシピでは「大さじ●杯」などの細かな表示は一切ない。食材も身近にあるものばかりだ。

    毎日の献立に困ったら「つぶやきレシピ」。急な来客時やパーティーメニューに困ったら「CHIVAS_RECIPE」を見る。そんな風に使い分けることで、ますますTwitterクッキングの世界は広がっていきそうだ。

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