Firefox web browser - Faster, more secure & customizable

Firefoxにインストールするだけで簡単にHTTPセッションハイジャックを実行できるエクステンションFiresheepが登場してから、こうした問題に対応するためのエクステンションがよく話題にあがるようになってきた。すでにMozillaがブログを通じてアドバイスを掲載しているが、Mozillaが報告しているエクステンションや方法以外にも、セキュリティを強化するためのエクステンションはいくつもある。

Top 10 Firefox Add-ons to Make Browsing Safe, Secure and Private Once Again - Tech Drive-inにおいて、そうした場合に活用できるFirefoxエクステンションが10紹介されており参考になる。紹介されているエクステンションは次のとおり。

  1. WOT - アクセスしているサイトが信用できるものか危険なものであるかを表示するエクステンション。コミュニティの評価をベースにしており、コミュニティに加わってレーティングに参加することもできる。
  2. BetterPrivacy - 長期に渡って存在し続けユーザをトラッキングするために使われるクッキーを削除するためのエクステンション。長期に渡りクッキーが保持されるのを避けたい場合に便利。なお、クッキーが削除されることでゲームのスコアなどクッキーをベースにしてユーザに関連付けられたデータにもアクセスできなくなる可能性があるので、仕組みがよく分かっていない場合の使用には注意する必要がある。
  3. NoScript - 信用しているサイトで使われているJavaScriptの実行のみを許可するようにするためのエクステンション。
  4. Close'n forget - タブを閉じたときにクッキーを削除したり履歴を削除したりといった操作が実施されるようにするためのエクステンション。BetterPrivacyと同じくクッキーを削除するタイプのエクステンションであるため、仕組みを理解した上で利用したほうが良い。
  5. TabRenamizer - タブのタイトルを変更するためのエクステンション。どのページを開いているかを他人にみられるのを避けたい場合に利用する。
  6. Ghostery - ユーザをトラッキングしているサービスを検出して、ユーザから制御できるようにするためのエクステンション。
  7. FoxyProxy Standard - より高度なプロキシ利用機能を提供するためのエクステンション。アクセスする先に合わせて利用するプロキシを変更したり利用する機能を変更できる。
  8. Spamavert.com - spamavert.comのサービスを利用して一時的に利用するメールアドレスを生成するエクステンション。
  9. LinkExtend - アクセスしてるサイトが信用できるものかなどをさまざまな視点で分類して警告してくれるエクステンション。
  10. Panic - 開いているすべてのタブを閉じて、指定した特定のサイトの閲覧に置き換えるエクステンション。

同じ目的で活用できるChrome向けのエクステンションもすでに存在する。Safariで利用できるエクステンションにもセキュリティを強化できるものがある。どの記事でもWOTが取り上げられており、アクセスしているサイトが信頼できるものであるかそうでないか判断するにあたって、WOTエクステンションにそれなりの人気があることが伺える。