(7)Ultra Find(MSのLogan Mueller氏 )

Ultra Findは検索機能を強化できます。CTL+@キーを押すことでUltra Findの検索ダイアログが表示されます。

Ultra Findの検索ダイアログ

Ultra Findはデスクトップサーチ(Windows Search)のインデックスが作成されていれば素早くファイル検索ができます。特定の拡張子のみを検索対象にしたり、クラス名やメンバ名を絞り込んだりもできます。検索結果ウィンドウでは検索文字が見やすいようにハイライト表示できます。

(8)Snippet Designer(Matt Manela氏)

Snippet Designerは、既存のコードからコードスニペットを作れる拡張機能です。Snippet Designerをインストールすると、コードエディタの右クリックメニューに「Export as Snippet」が表示されます。これを選択するとコードスニペットを編集できるウィンドウが表示されます。

コードスニペットを編集するウィンドウ

この画面でコードと変数を設定して保存します。そうすれば、コードエディタの右クリックメニューの[スニペットの挿入]-[My Code Snippets]から作成したコードスニペットを簡単に呼び出すことができます。

(9)XAML Intellisense Presenter (Karl Shifflett氏)

XAML Intellisense Presenterは、XAMLのインテリセンスのフィルタ機能を有効にする拡張です。

インテリセンス下部にフィルタが表示される(heという文字を入力)

通常のインテリセンスでは入力文字に対して先頭一致で検索を行いますが、XAML Intellisense Presenterでは、種別(プロパティ/イベント/名前空間)や中間一致によるフィルタリングが行えるので、目的に応じたコントロールや属性を簡単に選択できます。

(10)Emacs emulation、VsVim (Microsoft製)

Emacs emulationを有効にすると、Emacsエディタと同じキーバインドを使用できます。

オプションでEmacs用のキーバインドを選択できる

Emacs emulationをインストールすると、オプションのキーボードマップにEmacsが追加されます。これを選択することでEmacsと同じキーバインドを使用できます。また、VsVimをインストールすると、Vimと同じキー操作を実現できます。VsVimはインストールしただけでキーバインドが変わりますので注意してください。

Visaul Studioの機能を拡張できる無償ツールのうち、今回は10種類紹介しました。実のところ、、評価が4以上のツールはまだまだあります。そうしたツールを、後編で10種類紹介したいと思います。