Office for Mac 2011 新機能大全 第3回 - 表現力アップ&便利になった「Word 2011」

「Office for Mac 2011」」(以下、Office 2011)から注目の新機能をピックアップし、その実力をひも解く本連載。3回目となる今回からは、各アプリケーションごとにポイントとなる新機能をチェックしていきたい。最初に登場するのは、言わずと知れた高機能ワープロソフト「Word」だ。

Word 2011を利用する上でまず押さえておきたいのは、強化の図られた画像編集機能の充実ぶりだ。これはWord 2011特有の機能ではなく、PowerPoint 2011、Excel 2011でも共通に利用できる機能ではあるが、その利用頻度がもっとも高いのはなんといってもWord 2011だろう。

画像編集関連の機能は、画像の選択時のみ表示される［図の書式設定］タブにまとめられているので、ぜひ一度その多彩さをチェックしてみてほしい。リボンインタフェースの登場で関連機能がまとめられたことで、便利さをより実感できるはずだ

強化した画像編集機能の中でも、ぜひ使いこなしたいのがOffice 2011で新たに登場した「背景の削除」機能だ。ほぼ自動ともいえる簡単な操作で写真の背景などを削除することができ、見せたい対象をより目立たせる、自由度の高いレイアウトで配置するといったことが可能になる。

操作はごく単純で、対象の写真を選択したら、［図の書式設定］タブで［背景の削除］をクリック。すると自動で背景部分を識別してくれる。その後手動で背景の範囲を微調整すればよいのだ。

その他にも、色の変更機能では［その他の色］で任意の色を選択した際の見やすさが大きく向上。アート効果機能でも効果の多くが変更されるなどの強化が図られている。 前バージョンで登場した図形の形に合わせたトリミング、反射や影などの画像効果を組み合わせたスタイルといった機能ももちろん健在。これらを組み合わせることで、1つの画像を実にさまざまなイメージで見せることが可能となっている。