ジャケットについて

中村「めっちゃかわいいなって思いました。前回のアルバムのときは『アイドルしている春香』のイメージだったんですけど、今回は普段着っぽい感じになっています。しかも、後ろにあるカバンが、ちょっと旅行カバンのように見えて、音楽の旅に一緒にスタートしましょう、みたいな感じで、このシリーズとしてもそうですし、何かが始まっていくというのをすごく感じました。気負いのまったくない感じに、自然体で歌えるようになったことも象徴されているのかな、なんて思っています」

沼倉「見た瞬間、響だと。まさに響そのままだなと思いました。初めてのソロCDということで、これからやっていくぞ、頑張るぞ、やったぞー、みたいなうれしさや、やる気、元気さがすごく表れていると思って、大きくなったねっていう気持ちですね。こういうダメージジーンズ的なものを着ていると、だいたい皆さん、動物に齧られたの? っていう感じでおっしゃられるのですが、まあその可能性もなくはないのですが(笑)、新曲の『TRIAL DANCE』は、この衣装で歌っていたのかなっていうイメージがあります。チャームポイントのポニーテールのリボンの色がところどころ、いろんなところで違っていたりして、意外とそういうところにも気を使っているのね、頑張っているのね、みたいなところもあったりして、響らしさが押し出されている感じだと思います。それぞれのジャケットは、カメラのアングルがみんな違っているのですが、そういうところにも杏仁豆腐さんのすばらしさが出ていて、すごく素敵だなって思いました」

長谷川「美希は『アイドルマスター2』になって、髪形がちょっとお姉さんになったので、イラストではどんな風になるのかなって思っていたのですが、ちょっとお姉さんになった感じで、かわいいなって思いました。名前にも入っているし、『Day of the future』にもスターって出てきたりするんですけど、イヤリングが星だったり、いろいろなところに星が入っていたりするのもかわいいなって思いました。ちょっとお姉さんと言いますか、かわいく成長した美希を皆さんにも早く見ていただきたいですね」

中村「(美希のジャケットを見て)左右違う靴下なのにおしゃれに見えるってなかなかないと思うんですよ。普通完全にドジっ子じゃん?」

沼倉「たしかに春香だったら、まちがえたのかなって思いますよね(笑)」

CD全体のアピールポイント

中村「今回のアルバムも、これまでと同様、トーク部分と曲という構成で、ひとつの曲だけでもなく、ドラマだけでもなく、両方が融合してひとつの作品になるというパターンなのですが、今回はさらにそれが進化していて、お互いがよりきちんと世界を補い合っているという感じがします。『MEGARE!』や『Tip Taps Tip』の場合、表題としては3人とも同じ歌を歌っていることになるのですが、それをどのように聴いていただけるかというのは、3枚ともまったく違っているので、1トラック目から10トラック目までをすべて順番に聴いていただいて、ひとつの世界になるというのが、すごくアイドルマスターらしいと思います。そういうところでもアイドルマスターの世界を感じていただけたらいいなと思います」

沼倉「とにかく今回はクオリティが高く、完成度が高いです。私が言うのも何ですが、自信を持って聴いていただけるのではないかと思っています。私たち、演じている側もそうですが、曲を作って、曲を録って、ディレクションしていただいている皆さんの愛が詰まっているアルバムになっています。トークも、『アイマス2』になっての各キャラクターのご挨拶的なものも入っていて、いままでになかった面が見られるかもしれませんし、もっともっと深くそれぞれを知ることができるかもしれません。私の中では、美希の『Squall』が大ヒット、上映中じゃないや(笑)、でも一本の映画ができそうなぐらいに大ヒット中です。本当におススメです」

長谷川「ジャケットを見てもそうですし、曲を聴いていても、トークを聴いていても、若い女の子たちのいろいろな表情が見られると思います。明るいキャラクターだから明るい歌ばかりを歌っているわけではなく、その日のお仕事や学校などで、良いこと、悪いこと、うれしいこと、悩み、そういったものがいっぱいあると思うのですが、アイドルとして、そしてひとりの女の子としてのいろいろな表情がギュッと詰まった作品になっているのではないかと思いますので、ぜひ皆さんに余すところなく見て、そして聴いていただきたいと思います。個人的には美希の『MEGARE!』が好きなんですけど、全員が歌う曲には、それぞれの個性が出るし、表情も違うと思うのですが、この曲では久しぶりに美希のマイペースなところを少し出せているので、たぶん『すいみん不足』以来の(笑)、そこもぜひ聴いていただけたらいいなと思います」

中村「あと個人的なところでは、今回私は二役をやっているので、そこにも気づいていただけたらうれしいなと思っています」

長谷川「私も二役やりました!」

沼倉「私はやってないです。ごめんなさい……」

中村「でも二役をやる原因を作ったのは響だったので(笑)」

長谷川「トークを聴いてみてください、3枚全部の(笑)」

中村「どれだけ愛だけで作っているんだこのアルバムは、っていうことを感じていただけるかと思います」

(次ページへ続く)