【レポート】

"ラニーニャ現象"のこの冬はドライアイに要注意! - 10/10は目の愛護デー

      [2010/10/10]

    10月10日は「目の愛護デー」。パソコンにテレビ、ゲーム……と日ごろ酷使している目の健康について考えてみてはいかがだろう。特に気をつけたいのがドライアイ。この冬はラニーニャ現象の影響で気温が下がり、ドライアイの症状が出やすくなるかも……という見方もあるようだ。ドライアイの最新事情と今すぐ始めたいドライアイ対策を紹介しよう。

    「目の乾き」だけがドライアイじゃない

    ドライアイの症状と聞くとすぐに「目の乾き」をイメージしたくなるが、実は乾燥感を訴える人はそれほど多くはない。「目が疲れる」「目がゴロゴロする」「目が開きにくい」、逆に「涙が出る」というのもドライアイでよく見られる症状だという。下記の症状にあてはまる項目が多い人はドライアイの可能性が高い。早めに眼科医の診察を受けよう。

    目が乾く
    何となく目に違和感がある
    目が疲れやすい
    目がゴロゴロする
    目がショボショボする
    目が重たい感じがする
    目が熱を持った感じがする
    目をつぶっていたい
    目がかゆい
    目がしみる
    目が充血しやすい
    目やにが出る
    目が痛い
    10秒以上目をあけていられない
    物がかすんだり、ぼやけて見える
    光がまぶしい
    わけもなく涙が出る
    視力が落ちてきたような気がする

    ラニーニャ現象の冬はドライアイに要注意!?

    さて、このドライアイだが、気温や湿度が下がる冬に症状が悪化することが多いそうだ。京都府立医科大学の横井則彦准教授らの研究グループが、ソフトコンタクトレンズを装用した目の乾燥感について実験した結果、気温15℃、相対湿度20%という環境下(秋を想定)で乾燥感が出現し、気温5℃、相対湿度10%という環境下(冬を想定)で乾燥感が強まった。また別の実験では、湿度よりも温度の影響が大きく、温度が低くなるほど乾燥感が強くなることが分かったという。

    ここで気になるのがこの冬の気温だが、注目したいのは現在発生中のラニーニャ現象。ラニーニャ現象とは「太平洋赤道域の日付変更線付近から南米のペルー沿岸にかけての広い海域で海面水温が平年より低くなり、その状態が1年程度続く現象」(出典・気象庁ホームページ)。ラニーニャ現象が起きているときの冬の平均気温は低くなる傾向があるというから、この冬は特にドライアイ対策に気を配った方がよさそうだ。

    「パソコン」「エアコン」「コンタクトレンズ」の"3コン"に注意

    ここでドライアイの基礎知識を確認しよう。ドライアイの定義は「さまざまな要因による涙液および角結膜上皮の慢性疾患であり、眼不快感や視機能異常を伴う」もの。涙の量自体が減少する「涙液減少型」と、まばたきの減少や油分の不足、乾燥した環境などが原因で涙の蒸発量が増える「蒸発亢進型」の2つに大別される。

    ここでは特にオフィスワーカーに多い「蒸発亢進型」に注目しよう。この型のドライアイの生活・環境要因の代表は"3コン"。「パソコン」「エアコン」「コンタクトレンズ」の「コン」のつく3つである。それぞれが目に及ぼす影響は以下の通りだ。

    • 「パソコン」―VDT作業中は、まばたきの回数が普段の3分の1から4分の1程度に減るため、涙の蒸発が増えて目が乾きやすくなる。また、目が乾いているとピントが合いにくく、合わせようとすると目が疲れやすくなる。
    • 「エアコン」―空気が乾燥したり、風が目に当たることで涙の蒸発が増える。
    • 「コンタクトレンズ」―涙の広がりが悪くなるために涙の蒸発が増える。

    最近はドライアイの診断基準を満たさない「BUT短縮型ドライアイ」と呼ばれる新タイプのドライアイ患者も増えている。簡単に言えば涙のあるドライアイ。目にたまっている涙の量や刺激で出てくる涙の量は正常なのに、黒目(角膜)の表面に涙がくっつきにくくなって、このために目が乾きやすくなるものだ。こちらも、VDT作業を行っているオフィスワーカーやコンタクトレンズ装用者などの比較的若い年齢層に多く見られるという。

    今すぐ始めたい! ドライアイにならないための10カ条

    それではドライアイにならないためにはどんなことを心がけたらよいのだろう。 前出の横井則彦准教授が監修した10カ条を紹介する。

    1. エアコンの風が直接目に当たらないようにする
    2. パソコンやテレビのモニターは目より下方に設置する
    3. VDT作業を1時間したら、できれば10~15分くらい休憩して目を休める。作業中は意識してまばたきの回数を増やす
    4. 目が疲れたら、蒸しタオルをまぶたの上にのせるなどして目を温める
    5. 乾燥した部屋には加湿機や濡れたタオルを干すなどして、湿度を50%前後に保つ
    6. 睡眠を十分にとる
    7. ストレスをためこまないようにする。交感神経が緊張していると、涙の出が悪くなる
    8. 目薬を効果的に使う。コンタクトレンズユーザーは、防腐剤の入っていない人工涙液タイプの目薬を選ぶ
    9. コンタクトレンズユーザーは、保水性の高い(素材や保存液に親水成分を含む)レンズを選ぶ
    10. コンタクトレンズユーザーは、消毒力が高く、親水成分を含むレンズ用消毒液を選ぶ

    コンタクトレンズ装用者は非装用者よりもドライアイ発症率が高いという。この10カ条にもあるように、コンタクトレンズ自体はもちろん、コンタクトレンズ用消毒液の選び方も重要だ。

    たとえばボシュロム・ジャパンでは、「うるおい」にこだわったソフトコンタクトレンズ用消毒剤「レニュー」ブランドを発売している。レンズに付着した菌を消毒し、レンズを清潔に保つだけでなく、うるおい成分の非イオン性界面活性剤「ポロキサミン」がレンズの汚れを取り除いた後にドライスポットを補ってレンズ表面に水分を引き寄せるため、快適なつけ心地が持続するという。まずは、こうしたアイテム選びからドライアイ対策をスタートさせてみてはいかがだろう。

    (レニュー フレッシュ)販売名:レニュー マルチプラス<ソフトコンタクトレンズ用消毒剤>医薬部外品
    サイズは60mL、355mL、500mLの3種類、写真は500mL(実売価格1,480円)※1本で洗浄・すすぎ・消毒(保存)・タンパク除去まで可能

    (レニュー センシティブ)販売名:レニュー<ソフトコンタクトレンズ用消毒剤>医薬部外品
    サイズは355mL、500mLの2種類、写真は500mL (実売価格1,080円)※1本で洗浄・すすぎ・消毒(保存)が可能

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