雑誌『+DESIGNING』、雑誌『Web Designing』、『マイコミジャーナル』の3媒体が、様々なジャンルのクリエイターたちを100人連続で紹介していく新企画。第67回は、展覧会グラフィックやブックデザインの世界で活躍する田辺智子が登場。

田辺智子プロフィール

1977年神奈川県生まれ。女子美術短期大学在学中、羽良多平吉率いるEDiXにて勤務。卒業後松下計デザイン室勤務を経て、2009年、田辺智子デザイン室設立。

Q&A

――この仕事に就こうと思った年齢ときっかけは?

田辺智子(以下、田辺)「中学の三者面談の直前にデザインという言葉を初めて意識し、あれよあれよという間に突き動かされるように現在に至る」

――これまでで一番思い入れのある仕事は?その理由や思い出を教えてください。

田辺「印象深いのは、初めてフリーでお声がけ頂いた芝居の仕事。満員御礼の劇場でチラシやパンフレットを熱心に見入る観客の光景が忘れられない」

文学座公演「ゆれる車の音」

――この仕事を辞めようと思ったことはありますか?また、そのきっかけは何ですか?

田辺「ありません」

――これから取り組んでみたいこと、関わってみたい仕事は何ですか?

田辺「いつかやってみたいのは新聞の誌面デザイン」

――愛用している、思い入れのある道具や本、ものを教えてください。

田辺「PILOTのフリクションボールとアコーディオンノート」

――尊敬している人を教えてください。

田辺「松下計氏」

――アイデアを練る場所、時間などを教えてください。

田辺「電車の中で練り、夢の中で浮かぶことが多い」

田辺氏愛用のノートとペン

――1カ月で仕事をしない日は何日ありますか?

田辺「数えたことがないけれど、おそらく4,5日??」

――理想的なオフの過ごし方は?

田辺「行きあたりばったりの旅」

――趣味やコレクションなど、いま、個人的にハマっていることを教えてください。

田辺「還暦を過ぎたおばちゃん先生に教わるバタフライ」

――お酒を飲みますか?週何日、どのくらいの量を飲みますか?

田辺「気が向いたら」

――同業でよく飲みにいく、食事をする人は誰ですか?

田辺「異業種の人が多い」

作品紹介

ルノワール展
CL:新国立美術館 / AD+D:田辺智子