【レビュー】
ソニーの新しいCyber-shotシリーズは、「スイングマルチアングル」や「プレミアムおまかせオート」などを搭載した意欲的なモデルだ。このうち、比較的スタンダードなスタイルの「DSC-WX5」を使ってみた。
「DSC-WX5」は、Cyber-shot 2010年秋モデルのうち、「DSC-TX9」と並んで最新機能を満載したモデル。TX9が薄型ボディ、タッチパネルなどを搭載しているのに対し、WX5は標準的なスタイル、操作系を備えている。それでも十分にコンパクトだ。
両モデルの大きな違いはレンズ。WX5は35mm判換算で24~120mm相当となる5倍ズームレンズを備え、開放F値もF2.4~5.9と明るい(TX9はそれぞれ4倍、F3.5~4.6)。5倍ズームは、いまとなってはそれほど高倍率ではないが、24mmの広角が使えるのはとてもいい。
WX5の撮像素子は、1/2.3型の「ExmorR」裏面照射CMOSセンサー、有効画素数は1220万画素だ。裏面照射CMOSセンサーは、配線をフォトダイオードの背面に置くもので、受光効率のよさが特徴でもある。
動画はハイビジョン(AVCHD、1080i)に対応。動画専用ボタンを備える。また高速連写した複数の画像を重ね合わせることで可能になる「手持ち夜景モード」「逆光補正HDR」「人物ぶれ軽減モード」などを統合し、さらにシーン判別を組み合わせた「プレミアムおまかせオート」モードが設定された。これがWX5のポイントのひとつ。また、ピントをずらした2枚を高速連写し、それを重ね合わせることで強く背景をぼかした写真が撮影できる「背景ぼかし」モードも楽しそうだ。
WX5のモニターサイズは2.8型。メモリーカードはSD/SDHC/SDXCメモリーカードのほか、メモリースティック系も使用できる。ボディサイズは91.7(W)×51.9(H)×21.5(D)mm。重さは146g(バッテリー、メモリースティックデュオ含む)となっている。
操作はとてもわかりやすい。背面右上に大きなモードダイヤルがあり、下の十字キー(コントロールボタン)には使用頻度が高いと思われる4つの機能が割り当てられている。スマイルシャッターもここに置かれている。モードダイヤルを回すと、モニターに大きくアニメーションが表示されるのもいい。
なにより、メニューがわかりやすい。メニューボタンを押すと、設定可能な機能が上下に並び、右側に選択項目が並ぶ。この機能は撮影モードによって随時変わり、設定できないものは表示されない。各機能の説明もそのつどモニターに表示される。取扱説明書を見なくてもほとんど使えるはずだ。ちなみにフォーマットなどのあまり使わない機能は、メニューのいちばん下の「設定」にまとめられている。
専用ボタンは、「再生」や「削除」、「MOVIE」など一般的なもの。「MOVIE」ボタンを押せば、すぐに動画の撮影がスタートする。
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