【レビュー】

ソニー Cyber-shot DSC-WX5 実写インプレッション

1 楽しさと高画質を両立させるCyber-shot最新モデル

    西尾淳  [2010/08/19]

    ソニーの新しいCyber-shotシリーズは、「スイングマルチアングル」や「プレミアムおまかせオート」などを搭載した意欲的なモデルだ。このうち、比較的スタンダードなスタイルの「DSC-WX5」を使ってみた。

    コンパクトなボディに5倍ズームを搭載

    「DSC-WX5」は、Cyber-shot 2010年秋モデルのうち、「DSC-TX9」と並んで最新機能を満載したモデル。TX9が薄型ボディ、タッチパネルなどを搭載しているのに対し、WX5は標準的なスタイル、操作系を備えている。それでも十分にコンパクトだ。

    両モデルの大きな違いはレンズ。WX5は35mm判換算で24~120mm相当となる5倍ズームレンズを備え、開放F値もF2.4~5.9と明るい(TX9はそれぞれ4倍、F3.5~4.6)。5倍ズームは、いまとなってはそれほど高倍率ではないが、24mmの広角が使えるのはとてもいい。

    WX5の撮像素子は、1/2.3型の「ExmorR」裏面照射CMOSセンサー、有効画素数は1220万画素だ。裏面照射CMOSセンサーは、配線をフォトダイオードの背面に置くもので、受光効率のよさが特徴でもある。

    動画はハイビジョン(AVCHD、1080i)に対応。動画専用ボタンを備える。また高速連写した複数の画像を重ね合わせることで可能になる「手持ち夜景モード」「逆光補正HDR」「人物ぶれ軽減モード」などを統合し、さらにシーン判別を組み合わせた「プレミアムおまかせオート」モードが設定された。これがWX5のポイントのひとつ。また、ピントをずらした2枚を高速連写し、それを重ね合わせることで強く背景をぼかした写真が撮影できる「背景ぼかし」モードも楽しそうだ。

    WX5のモニターサイズは2.8型。メモリーカードはSD/SDHC/SDXCメモリーカードのほか、メモリースティック系も使用できる。ボディサイズは91.7(W)×51.9(H)×21.5(D)mm。重さは146g(バッテリー、メモリースティックデュオ含む)となっている。

    WX5のカラーバリエーション。5色が用意されている

    広角端で撮影。コンパクトながら、24mm相当の広角が使えるのはうれしい

    左と同じ位置で、望遠端(120mm相当)で撮影。これだけズーム比率があればかなりのシーンで不足を感じない

    取扱説明書の要らないわかりやすい操作系

    操作はとてもわかりやすい。背面右上に大きなモードダイヤルがあり、下の十字キー(コントロールボタン)には使用頻度が高いと思われる4つの機能が割り当てられている。スマイルシャッターもここに置かれている。モードダイヤルを回すと、モニターに大きくアニメーションが表示されるのもいい。

    なにより、メニューがわかりやすい。メニューボタンを押すと、設定可能な機能が上下に並び、右側に選択項目が並ぶ。この機能は撮影モードによって随時変わり、設定できないものは表示されない。各機能の説明もそのつどモニターに表示される。取扱説明書を見なくてもほとんど使えるはずだ。ちなみにフォーマットなどのあまり使わない機能は、メニューのいちばん下の「設定」にまとめられている。

    専用ボタンは、「再生」や「削除」、「MOVIE」など一般的なもの。「MOVIE」ボタンを押せば、すぐに動画の撮影がスタートする。

    背面のボタン類。上の大きなダイヤルで撮影モードを切り替え、下の十字キーで設定などを行なう。動画には専用ボタンがある

    上面。電源とシャッターボタン、ズームレバーのほかに、連写ボタンを備える。ステレオマイクも装備する

    撮影画面。再生画面も含め、表示される情報はそれほど多くない

    メニュー。左側に機能が並び、右に伸びた項目から選択する。撮影モードによって、機能の数や項目がずいぶん変化する

    静止画再生時の拡大画面。8倍まで拡大できる。十字キー中央ボタンで全体表示に戻るのが親切

    「DISP」ボタンを押しても、明るさとデータの有無が選択できる程度で、自由度は高いとはいえない

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