【レポート】

手軽にLinuxサーバをつくるための5つのソフトウェア

    後藤大地  [2010/08/13]

    The main aim is to document the hurdles that most of us face as UNIX/Linux/BSD sys admin in our day today life.

    世の中には数多くのオペレーティングシステムがあり、そしてそこで動作するサーバアプリケーションが存在する。開発者はOSを選定し、サーバを選定し、インストールと設定を実施し、必要に応じて追加のアプリケーションを開発していく。インストールやセットアップに関するスキルをまとめた記事も多く、どれだけ知っているかが開発者の技能ともいえる。

    こうした作業をサポートするために、サーバのインストールやアプリケーションのセットアップを提供するアプリケーション(サーバプロビジョニングソフトウェア)というものが存在する。OSのセットアップやサーバのインストールを自動化したりするもので、迅速な環境構築が可能となる。Top 5 Open Source Linux Server Provisioning SoftwareにOSSで提供されているサーバプロビジョニングソフトウェアがまとめて紹介されており参考になる。紹介されているソフトウェアは次のとおり。

    • Kickstart - Red Hatが開発したOS自動インストールのための機能。Red Hat Linuxインストール時に設定する内容をあらかじめ設定ファイルとして書き出しておき、自動的にインストールを完了できるようにする。Red Hat Linux、Fedora、CentOSなどが対応。
    • FAI (Fully Automatic Installation) - OSのインストールとアップデート、デプロイと管理、災害時復旧機能、ソフトウェアRAID、LVM管理、XENドメインインストール、仮想環境管理、遠隔操作などを提供する。Debian、Ubuntu、SuSe、RHEL、CentOS、Fedora、Mandriva、Solarisなどに対応。
    • Cobbler - DHCP、TFTP、DNSなどを含むサービスを集約管理する機能を提供する。仮想環境での利用やPXE、再インストールなどを実施するための機能も提供。主にRed Hat Linuxでの利用を想定。
    • Spacewalk - システムモニタリング、ソフトウェアのインストールとアップデート、KickStartの活用、設定ファイルの編集、仮想ゲストの制御などの機能を提供する。主にRed Hat Linuxを対象としているが、FedoraやCentOSにも対応。
    • OpenQRM - 次世代データセンター管理プラットフォーム。デプロイ、モニタリング、高稼働率を実現するサーバを自動的に、素早く実現するためにプラガブルなアーキテクチャのもとで開発されている。Debian、Ubuntu、CentOS、openSUSEなどに対応。

    当然だが、サーバプロビジョニングソフトウェアは実機にインストールするのみならず、仮想環境でいったんセットアップして使ってみるといったこともできるので、まず仮想環境で試してみて目的に合っているか調査できる。すばやくサーバ環境を構築したい場合などに便利に活用できるほか、包括的なモニタリング機能を提供するソフトウェアとしても利用可能。

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