【レビュー】
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The GNU Image Manipulation Program |
Photoshop CS5が提供している便利な機能のひとつに「Content-Aware Fill」と呼ばれるものがある。これは選択した対象を画像から消し去るためのものなのだが、その消し方がすごい。まるで、最初からそこにそれはなかったかのようにまわりの風景を加味した消し方をする。デジカメで撮った写真を使いたいとしても、邪魔なオブジェクトが写っているため使えないとか、わざわざピクセル単位で編集をかけて特定のオブジェクトを消し去った経験があるWebデザイナは少なくないだろう。Photoshopの「Content-Aware Fill」を使うと、それが簡単に完了する。
同様の機能はGIMPにも用意されている。デフォルトの機能ではなく、プラグインで追加する機能だ。「Resynthesizer」と呼ばれる機能で、Ubuntuであれば「sudo apt-get install gimp-resynthesizer」で、FreeBSDであれば「cd /usr/ports/graphics/gimp-resynthesizer/; make install clean」でインストールできる。インストールするとGIMPのフィルタ/マップの項目に新しく「Resynthesize...」という項目が追加される。
次に操作の様子を掲載しておく。キャンプ場を撮影した写真から電灯を取り除くというものだ。選択ツールで電灯を選択して、ポップアップメニューからフィルタ、マップ、Resynthesizeを選択するだけでいい。消えたあとの画像だけみていると、そこになにかあったとはちょっと気がつかない。
細かい選択をしたい場合は「Ctrl-ホイール」で画像をズームして選択する。また選択に失敗しても大丈夫だ。Ctrlキーを押しながら選択すると、選択した領域を対象からはずし、Shiftキーを押しながら選択すれば、選択した領域が対象に追加される。最初に大まかに選択したら、Ctrl/Shiftキーを使って選択対象を調整すればいい。
画像から特定のオブジェクトを消しさりたいというのは、結構頻繁にでてくる要望だ。Resynthesizerはそれを簡単に実現するためのツールとして活用できる。またResynthesizerはオブジェクトの削除のみならず、テクスチャの制作や新しいイメージの制作にも利用できる。
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