【ハウツー】

シンガポールでプリペイドのモバイルデータ通信を活用する(前編)

山根康宏  [2010/08/09]

夏休みの海外旅行中でも仕事のメールチェックやブログ、Twitterの更新は怠りたくないもの。ただし海外でのローミング利用は通信費が高いのがネックだ。だが、SIMロックフリーのWi-Fiルーターを活用すれば、海外でも安価な通信環境を入手することできる。

今回、シンガポールでデータ通信対応のプリペイドSIMカードを購入し、日本から持ち込んだb-mobile WiFiと組み合わせて利用してみた。その使い勝手を前編、後編の2回に分けて紹介しよう。

今回購入したデータ専用プリペイドSIMカード

3事業者がプリペイドでデータ通信を提供

シンガポールではSingtel、StarHUB、M1の3つの通信事業者が、HSDPA/W-CDMA/GSMのサービスを行っている。各社がプリペイドサービスを提供しており、音声通話用、データ通信用のプリペイドSIMカードも3者から販売されている。

日本の携帯電話の大半はSIMロックがかかっているためシンガポールで購入したSIMカードは利用できないが、Wi-FiルーターであればSIMロックがかかっていないものもある。日本からネットブックやiPhone、Xperiaなどをシンガポールへ持っていった際は、現地のデータ通信対応プリペイドSIMカードをWi-Fiルーターに入れて活用すれば安価な通信環境を入手することが可能だ。

それではまず、Singtel、StarHUB、M1の3社のプリペイドSIMカードの特徴を紹介しておこう。

シンガポールのプリペイドのデータ通信SIMカードの通信料金は、Singtelの場合18シンガポールドル(約1150円)で3日間定額利用できる。利用開始が当日の午後の場合は、当日分は1日としてカウントされないようだ。M1は同額で3日間か9時間のいずれかを選択できる。またStarHUBは1時間/1日/3日/5日/60日と選択肢が多く、速度も2Mbpsと7.2Mpbsの2種類が選べる。

どの事業者のプリペイドSIMカードを選択するのがよいのかは使い方による。Singtelは購入後すぐ使えるので簡単。StarHUBは最初にユーザー登録をオンライン上で行う必要がある点がやや使いにくいものの、細かいプランは魅力だ。M1も最初に3日間か9時間の選択を行う必要がある。

今回はSingtelのプリペイドSIMカードを購入し、日本から持ち込んだb-mobile WiFiとの組み合わせで利用してみた。

SIMカードは空港の両替所でも販売

シンガポールでプリペイドSIMカードを買うには、身分証明書の提示が必要だ。日本人であればパスポートでよい。プリペイドSIMカードは、市内の各事業者の販売店やコンビニエンスストアなどでも購入できるが、空港に到着後、両替店で購入するのが一番簡単だ。

チャンギ国際空港の両替所では各種プリペイドSIMカードを販売

市中のSingtelショップでも購入できる

両替店では複数の事業者のSIMカードを取り扱っているので、自分の購入したいものが売っているかどうかカウンターで確かめよう。今回筆者はSingtelのデータ専用SIMカードを購入した。その際しきりに「音声通話はできないが大丈夫か」と確認された。データ専用タイプを買う客よりも、一般的な普通のSIMカードを買う客のほうが多いということだろう。

b-mobile WiFiにSIMカードをセットする

パスポートを提示後、登録作業が済むとあとはすぐにSIMカードを利用できる。台紙からSIMカード本体を切り取り、あとはb-mobile WiFiに装着すればよい。これで準備はOKだ。

後編では、具体的な設定・利用方法を紹介する。

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