本稿では前後編に分けて中国・上海国際空港に設置してある自動販売機で買えるプリペイド携帯電話の買い方、使い方を紹介している。前編では、海外プリペイド携帯のメリットと購入方法を紹介した。後編では、購入した端末の操作方法、現地での活用例について解説する。

上海浦東国際空港到着ロビーに設置されている携帯電話自販機

さっそく使ってみよう

プリペイド携帯の利用方法は大変簡単だ。端末に電池を入れて電源をONにし、続けて言語選択と地域選択(上海/それ以外)すればそのまま利用できる。プリペイドの有効期限は60日間で、残高を追加して延長することも可能だ。利用は中国国内だけに限られているが、国際電話をかけることは可能だ。

通話料金は上海市内が最初の3分が0.4元/分、以降0.2元/分とさすが現地料金だけあって格安だ。また中国内長距離は0.7元/6秒(深夜休日割引あり)。そして日本や海外への国際電話は0.8元/6秒、1分あたり8元となる。深夜00:00から朝7:00までは40%オフで0.48元/6秒と割引される。

なお日本へかける場合は、国番号の前に00をつけて発信する。たとえば日本の03-○○○○-○○○○にかける場合は、0081(日本の国番号)の次に03の頭のゼロを取ってダイヤル。00813○○○○○○○○となる。日本の携帯電話にかける場合も同様に090、080の頭のゼロはとってかければ良い。

電源投入後、言語と地域を選択

国際電話は頭に00と国番号をつける(日本の090への発信例)

細かい利用方法はパッケージ内に入っているマニュアルを参照しよう。マニュアルには若干怪しい表記だが日本語も書いてある。なお料金はプリペイド式のため、利用後は残高チェックをしておくことを忘れずに。残高チェックは待ち受け画面から右ソフトキーの「Charge」を押して、「Balance Check」を選択するだけだ。

残高の追加は、市内のコンビニや雑貨店などで販売されている中国電信/China Telecom、中国移動/China Mobile、中国聯通/China Unicom用の残高追加カード(増値カード)が利用できる。端末自体は中国電信のものなのだが、販売元は代理店の神州電信社となっている。神州電信社は中国移動や中国聯通の代理店も行っているため中国3通信事業者の残高追加カードが利用できるのだ。

残高チェック、残高追加も簡単である

利用マニュアルには若干怪しい表記だが日本語も

タクシー案内やスタバの無線LANも利用できる

今回購入したプリペイド携帯電話の活用例も紹介しておこう。たとえば上海万博にあわせて市内を走っている「万博タクシー」を使用する際に、運転手に行き先をうまく伝えられないこともあるだろう。そういう場合は962288に電話すれば、オペレーターが変わりに運転手に行き先を伝えてくれる(車内に案内あり)。現地のプリペイド携帯なので、通話料も気にせず気軽にかけられる。

上海市内を走る「万博タクシー」

車内にある相談無料上海コールセンター案内

また上海の一部のスターバックス(上海環球金融中心など)では、現地の携帯電話利用者向けに無線LANの無料パスワードを提供している。プリペイド携帯電話でもこれを利用することが可能だ。ノートPCなどから、スターバックス店内のSSID「CMCC-STARBUCKS」に接続し、Webブラウザを開くと携帯の電話番号と画面に表示された英数字を入力する画面となる。ここに購入したプリペイド携帯の電話番号を入れれば、すぐにショートメッセージでユーザーIDとパスワードが飛んでくるのだ。

スターバックスでは無線LANのパスワードを現地携帯電話利用者向けに提供

ユーザーIDとパスワードをSMSで受け取れる

このように現地の携帯電話を持っていると、現地ならではのちょっとしたサービスを便利に受けることもできる。上海に行かれる方は、この夏「海外プリペイドケータイデビュー」してみてはいかがだろうか?