――今回、スタートした「My JALHotels」の特徴は?

山田「やはり私どもはチェーンホテルですので、すべてのホテルで同じ特典が受けられるというのが一番のポイントとなります(共通特典の内容は下記参照)。

地元長崎みかん100%のジュースをホテルオリジナル特典(ゴールド会員)として提供する「ホテル日航ハウステンボス」など、地域色を活かしたサービスが心憎い

その上で、それぞれのホテルの特性を活かしたサービス『ホテルオリジナル特典』で柔軟性や独自性をアピールしていければと思っております。また、従来のJALマイレージバンク会員であれば『My JALHotels』カードを提示するだけで宿泊マイルにボーナスマイルが加算されます(J-SMARTプランでの宿泊が対象)」

「My JALHotels」の会員特典(年会費無料)。全世界で57ホテルを展開するが、登録数が多いのは日本に次いで、アメリカだという

スタンダード、シルバー、ゴールド会員に分かれる同サービス。ゴールド会員の方からは「カードを提示しなくても顧客情報を把握してサービスを提供してほしい」という声もあるとか

――発足後、7月には早くも会員数が5万人を突破されたそうですね。

山田「はい。初年度の目標を3万人から5万人に置いておりましたので、おかげさまで嬉しい誤算でした。また、大変ありがたいことに、現在、世界63カ国からのご登録がございます。

潜在的なニーズの高さを実感すると共に、サービスに対するご意見・ご指摘もたくさんいただいておりますので、お客様のご期待に応えられるよう充実させていきたいです」

飛躍的な会員数の伸びは、さすがJALブランドといったところ。サービスというものに対して目の肥えた現代の消費者の心をどうつかんで行くのか。さらなる展開が注目される。…つづきを読む