The WebKit Open Source Project

Appleは28日(米国時間)、Safari 5の最新版となるSafari 5.0.1を公開した。Safari 5.0.1の最大の特徴はエクステンションが利用できるようになった点にある。すでにSafariエクステンションギャラリーもオープンしており、さまざまな機能が追加できるようになった。

これまで、ある特定の機能を使いたいためにFirefoxやChromeをインストールしていたという場合、Safari 5.0.1からはSafariのみで操作できるようになる可能性がある。7 Safari Extensions to Install Now - the Apple Blogに7つのSafariエクステンションが紹介されている。どれも魅力的なエクステンションだ。紹介されているエクステンションは次のとおり。

  • AdBlock - アドブロックエクステンション。Chrome AdBlockから派生したエクステンション。
  • Type-To-Navigate - キーボードでブラウザナビゲーションを実施するためのエクステンション。
  • Invisible Status Bar - Chromeのように必要なときに表示されるステータスバーを模倣するエクステンション。
  • MouseGestures - マウスジェスチャエクステンション。
  • WOT (Web Of Trust) - 詐欺サイト、マルウェア配布サイト、スパム送信サイトなどリスキーなサイトであるかどうかをレーティングして通知するエクステンション。使用するにはWOTのアカウントが必要。
  • Gmail Counter - Gmail未読数を表示するとともにGmailへジャンプするボタンを提供するエクステンション。
  • Reload Button - リロードボタンを表示するエクステンション。

なにもエクステンションをインストールしていない状態のSafari 5.0.1。

7つのエクステンションをインストールした後のSafari 5.0.1。

設定ダイアログに追加したエクステンションが表示される。

Chromeと同様、追加したエクステンションはすぐに反映され、Firefoxのような再起動は必要ない。

SafariのエクステンションはJavaScriptにHTML、CSSを使って開発する仕組みになっている。これはChromeの方法に近い。ChromeとSafariはブラウザエンジンにWebKitを採用している。SafariのエクステンションがChromeのエクステンションに近いものということになれば、Firefoxからエクステンションを移植するよりも、Chromeのエクステンションを移植する方が簡単といえる。