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The Geek StuffにおいてThree Sysadmin Rules You Can’t (And Shouldn’t) Breakのタイトルのもと、システム管理者が実施すべき3つのルールが紹介されている。システム、特にUnix / Linux系システムの管理業務を任されたばかりの新人管理者にとって参考になる資料といえる。紹介されている3つのルールは次のとおり。
1. バックアップを実施すること、バックアップしたデータを検証すること
製品はいつか必ず壊れるもの。この対策はバックアップを実施することにある。バックアップ計画を立案する場合、次の項目を念頭に入れておく。
- バックアップを実施するソフトウェアはどうするか。
- バックアップを実施するのに十分なディスク容量があるか。
- フルバックアップ以外にインクリメンタルバックアップを実施する必要はあるか。
- どの程度の頻度でバックアップを入れ替えるか。
- どの方法で定期的なバックアップを実施するか。
また、バックアップしたデータは定期的に使えるデータになっているか検証する。バックアップされているデータの3割は不適正な状態かまたは壊れているという報告があるという。バックアップをとってもそのデータが適切な状態であるかのチェックをしなければ、バックアップを実施している意味がない。
2. コマンドラインを習得すること
とくにUnix / Linuxのシステム管理を実施している場合、生産性の向上やスムーズな作業を実現するためにコマンドラインを極める。GUIによる管理方法が提供されている場合でもコマンドラインをマスターするようにする。
3. すべてを自動化すること
日々の管理業務にあくせくと流されるのではなく、そうした作業は自動化する。3つ目のこの規則は破やれがち。毎日、毎週、毎月といった単位で実施しているルーチンワークを書き出し、それらを自動的に処理する方法を考えて実装する。管理者はシステムを働かせるのが仕事であって、システムに働かされてはいけない。
なお、Three Sysadmin Rules You Can’t (And Shouldn’t) Breakの記事はもともと7つの項目についてまとめる予定だったものの、特にこの3つの項目が突出していたため3つだけを紹介することにしたと説明がある。