サムスン電子がソフトバンク向けに新たに投入する「941SC」と「AQUA STYLE 840SC」は、これまでのサムスン製端末にはなかった新機能が採用されている。941SCは従来の映像美を追求した有機ELディスプレイ「AMOLED Plus」と、同社の国内向け端末としては初の「静電式タッチパネル」を採用したフルタッチケータイ。一方、840SCは、同社製の国内向けとしては初の「防水対応」となる端末で、"AQUA STYLE"というブランドネームが付けられている。
静電式タッチパネルを採用したことでOMNIAのブランド名を外した「941SC」
941SCはこれまで同社が国内向けに展開してきたフルタッチケータイ「OMNIA」シリーズの後継モデルにあたる端末だ。iPhoneやXPERIAのように、指の腹でタッチして操作できる静電式タッチパネルを採用したことで、これまでのOMNIAシリーズとは異なる操作感が得られる。
右側面(画像上)はキーロックボタン、マナーキー、上下のシーソーキー、カメラボタンを搭載。左側面(画像下)には赤外線ポートとmicroSDカードスロットを備える |
端末トップ(画像上)にはワンセグ受信用のアンテナ、端末下部(画像下)はマイク、外部接続端子、ストラップホールを備える |
ワンセグ受信用のアンテナを伸ばしたところ。本体のカラーバリエーションに合わせてアンテナのロッド部分もそれぞれ異なるカラーを採用している |
ディスプレイのほぼ真横から見ても視認性が高い視野角の広さは有機ELの特徴 |
ディスプレイは約3.3インチワイドVGA(800×480ドット)の有機EL(最大16万色)。カメラは有効画素数約812万画素のCMOS(オートフォーカス・手ぶれ補正対応)のメインカメラに加え有効画素数約32万画素のインカメラを備える。本体サイズは約55.4×115×12.3mm、重量は約113g。通信方式はW-CDMA(国内/海外)と海外での利用が可能なGSM(900/1800/1900MHz)にも対応する。microSDカードスロットは16GBまでのmicroSDHCに対応。その他ワンセグ、メディアプレイヤー、Bluetooth、3Gハイスピード(7.2Mbps)、PCサイトブラウザ、S!アプリ(メガアプリ)、世界対応ケータイ、ケータイ Wi-Fiなどに対応する高機能モデル。一般的なケータイの操作性やおサイフケータイ、ソフトバンクのサービスに対応している。
国内向けとしては初めてとなる防水に対応した「AQUA STYLE 840SC」
AQUA STYLE 840SCは、シンプルなデザインの折りたたみタイプのモデルで、防水機能を搭載。ワンセグ、メディアプレイヤー、3Gハイスピード(7.2Mbps)、PCサイトブラウザ、S!アプリ(メガアプリ)、世界対応ケータイ(W-CDMAのみ)に対応している。Bluetoothやおサイフケータイ、ケータイ Wi-Fiには対応していない。IPX5/IPX7相当の防水性能や紫外線量を確認できる「UVチェッカー」を搭載するなど、女性層をメインターゲットにした端末だが、「イワタUDフォント」や「シンプルモード」を搭載することで見やすさや分かりやすさも意識している。
カラーバリエーションはシャーベットブルー、ポーセリンホワイト、キャンディーピンク、オブシディアンブラックの4色展開 |
ディスプレイは約2.8インチのワイドQVGA(400×240ドット)のTFT液晶(最大26.2万色)を搭載 |
キー面はドット柄となっている。各キーは凹凸があり押しやすさを意識したキーを搭載 |
防水対応のため電池カバーはロックできるようになっている。また、電池カバーの裏面はパッキンが取り付けられており水の浸入を防ぐ仕様になっている |
本体右側面に搭載されている外部接続端子。端子のカバーにもパッキンが取り付けられている |
電池パックを取り外したところ。USIMカードスロットの横にはmicroSDカードスロットを搭載する。microSDは最大16GBまでのmicroSDHCに対応している |
本体を開いたまま圧力がかかっても破損し難いよう弾力性を持たせているのも特徴 |
(2106bpm/K-MAX)