Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Chromeはこれまで登場したブラウザの中でもっとも驚異的なペースでユーザベースを拡大し続けている。特にエクステンションが登場してからは、Chromeのエクステンションが紹介されることが増えている。強力な機能を提供するFirefoxのアドオンと比較して、ChromeのエクステンションはJavaScript/CSS/HTMLで開発しやすく扱いやすい点に特徴がある。開発が簡単であることが後押しして、エクステンションの数も素晴らしい速度で増え続けている。

利用依存度が高まるにつれて気になるのはセキュリティだ。Top 6 Google Chrome Extensions for a Much Secure Browsing Experience - Tech Drive-inにおいて、Chromeをより安全に活用するための6つのエクステンションが紹介されている。紹介されているエクステンションは次のとおり。

  1. Web of Trust - 詐欺サイト、マルウェア配布サイト、スパム送信サイトなどリスキーなサイトであるかどうかをレーティングして通知するサービス。レーティングには世界中のコミュニティメンバーの評価を活用するとともに、GoogleやYahoo!、Bing、Wikipediaなどのサービスの検索結果も利用している。利用するにはWOTのアカウントが必要。自らレーティングすることもできる。
  2. McAfee Site Advisor - McAfee SiteAdvisorをベースに表示しているサイトの評価を表示する。ページを表示すると緑、黄、赤のどれかで対象となるページの評価を示す。
  3. KB SSL Enforcer - 対象となるサイトがSSL通信を提供している場合、自動的にSSL通信へリダイレクトりするエクステンション。
  4. FlashBlock - Flashをブロックするエクステンション。ブロックされたフラッシュ部分は該当サイズのまま空表示され、クリックするとFlashがロードされる仕組み。セキュリティ対策としての機能と、Flashを表示しないことによるページの高速レンダリングが可能になる。ホワイトリストを指定してフルで表示させることも可能。デフォルトではYouTubeがホワイトリストにはいっている。
  5. LastPass - パスワードのオンライン管理を実現するエクステンション。簡単なパスワードの使用や同じパスワードの使い回しなどを避けるためにChromeと連携することで便利なパスワード自動入力機能、パスワード管理機能やパスワード生成機能などを提供する。利用するにはLastPassのアカウントが必要。
  6. View Thru - 短縮URLを展開して表示するエクステンション。短縮URLのうえにマウスを持って行くと、展開したURLがポップアップメニューとして表示される。

Web of Trustの評価例 - あまりいい評価ではないケース

McAfee Site Advisorの評価例 - 問題なしのケース

KB SSL Enforcerの設定画面 - ホワイトリストやブラックリスト、再度の検証などが可能

FlashBlockでブロックされたFlashコンテンツ

LastPassの基本メニュー - LastPassにログインした状態

Twitterに投稿したつぶやきに掲載されているショートURLを展開したケース