Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers.

5 things to look forward to in Ubuntu 10.10 - Techthrob.comにおいてUbuntu 10.10で登場が予定している新機能のうち、特に注目度の高い5つの機能が紹介されている。Ubuntu 10.10がどういった部分に力をおいているかがわかって参考になる。紹介されている特徴は次のとおり。

1. Ubuntuソフトウェアセンターの改良

Ubuntuソフトウェアセンター

これまでUbuntuソフトウェアセンターに寄せられてきた要望を取り込む。主に検索バーにおける検索性能の向上、依存関係表示をオプションとし指定されない限り非表示へ切り替え、アドオンのより優れたハンドリングなどを実施する。Firefoxアドオンのように、アプリケーションに対して機能を拡張するアドオン/エクステンションが使われることが増えており、これをもっとうまく扱えるように取り組む。

2. OneConfの導入

Ubuntuユーザは1台のPCで作業をするのではなく、複数のPCで作業をしていることがわかったという。これを受けて、インストールしてあるアプリケーションの一覧や、それらアプリケーションの設定などを一括して管理し、複数のUbuntu間で共有しようというもの。OneConfはこれを実現するために現在開発が進められている段階にある。中継サービスにはUbuntuOneを利用する。

3. リリース後のアプリケーションデリバリの改善

開発者はOSの正式版がリリースされたあとで新しいバージョンのパッケージ開発を実施する傾向にある。新しくリリースされたバージョンへのアップグレードをシームレスに実施できるようにする。

4. ネットブック版ではChromiumをデフォルトブラウザへ

Ubuntu 10.10はネットブックサポートの改善がひとつのポイントとなっている。こうした取り組みの一環として、ネットブック版では軽量なChromiumをデフォルトのブラウザとして設定する。すでにLinuxユーザの多くがFirefoxの代替えとしてChromiumやChromeを採用している。

5. タッチスクリーンサポートの改良

Ubuntu 10.10でもうひとつ大きな改善が予定されているのがタッチスクリーンのサポート。GTKやアイコン設定を調整することで既存のアプリケーションにおけるタッチスクリーンでの扱いやすさを向上させる。Compizにおけるジェスチャー機能の追加も実施する。タッチスクリーンは今後ますます一般的なデバイスになるとみられており、Ubuntuではこの分野への注力を高めていく。