【レポート】
米Google傘下のAdMobは6月30日(現地時間)、同社広告ネットワークを通して得られたモバイル市場に関する最新データ「AdMob May 2010 Mobile Metrics Report」を発表した。今回のレポートでは特にiOSとAndroidの世界各国でのアクセス状況に関する細かい解析が行われている。このあたりの国別事情と、iOS/Androidに関する実態について簡単に見ていこう。
これまで発表されてきたAdMobのレポートにより、モバイル端末からのWebアクセスはここ数年(特にiPhoneリリース以後の2007年)で急拡大し、その牽引役がiPhoneやその関連デバイス、そして急激にシェアを伸ばしているAndroidによって牽引されたものであることがわかった。事実、この2つのプラットフォームはデバイス数のシェアに対するネットワーク・トラフィックのシェアが2倍以上と極めて高く、他のスマートフォン、特にRIMのBlackBerryやMicrosoftのWindows Mobileを大きく引き離している。NokiaのSymbianはもともとトップシェアだったこともあり、比較的いいポジションにいるが、それでもiOS/Androidの勢いには敵わない。
では、iOSとAndroidを比較するとどうなるのか? AdMobの以前のレポートによれば、北米でのトラフィックベースでのシェアではiPhoneをAndroidが抜いたという報告が行われているが、サンプリング手法の問題やAdMobがGoogle傘下の企業であるというバイアスが存在することを加味したうえで改めて考える必要がある。とりあえず両者を直接比較する前に、2010年5月のレポートに登場した個々のプラットフォームの国別シェアについて見ていこう。
まずは、iPhone、iPod touch、iPadをすべて含むiOSプラットフォーム全体の国別シェアだ。世界全体の43%が米国と、改めて米国でのシェアの大きさがわかる結果となっているが、それに英国が9%、フランスが6%、カナダが5%、日本/オーストラリア/ドイツの3カ国が4%で続く。米国外でのiOSシェアは57%となり、日本は4%と比較的シェアが大きい部類に入る。さらに興味深いのがiPadのシェアで、こちらは58%が米国でトップ、それに日本の5%、英国とフランスの4%が続く。ローンチ期間で1カ月先行したことを考えれば米国のトップは当然だが、日本がかなり健闘していることがわかる。Appleにとって日本はかなり重要な市場であることは確かなようだ。
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