最新デジカメを"写真好き"の「カメラ女子」に体験してもらう、リレーレポート「カメラ女子・3姉妹」。最終回となる今回は、「ペットをかわいく撮ろう」のお題のもと、ハイスピードカメラ「EX-FH100」を連れて長女・ともこが猫カフェへ…。

長女・ともこ
使用機種:EX-FH100


デザイン事務所、雑誌編集社、IT系企業の広報などを経てライターとして独立した"3姉妹"の長女。姉御肌のしっかり者(?)で、柚子胡椒や納豆まで手作りしてしまう家庭的な一面も。EX-FH100で撮影した写真やムービーも掲載中のブログはこちら

高速連写を応用した「パスト連写」を駆使して、動きが予測できない猫たちの愛くるしい姿を捉えてきました。

長女・ともこ写真日記vol.3「上野・猫まるカフェに行ってきた!」

EX-FH100には、シャッターを切った時点からなんと「過去にさかのぼって」高速連写ができてしまうという「パスト連写」機能がある。この機能ではシャッターを押す前の写真も記録できるから、動きが予測できないペットが動いた瞬間にシャッターを押しても決定的瞬間を逃さない!

というわけで、このパスト連写の恩恵を受けるべく上野にある「猫まるカフェ」に。

エサを手にカメラをかまえていると、 人懐っこい猫たちが寄ってくる。

「パスト連写」に設定しておくと、シャッターを半押ししている状態から画像の記録がはじまる。ジャンプした瞬間や甘えた仕草など「あ~シャッターチャンスだったのに……とほほ」といったタイミング遅れを防げるから安心。

多少遅れてシャッターを押してもさかのぼって撮れるから、動きの速い猫や犬だけじゃなく、スポーツにも使えそう。反射神経に自信がナイ人にもいいはず?

室内撮影の今回は、モードダイヤルを「S」にあわせて「シャッタースピード優先」モードで。最大で30秒~1/2000秒まで変更できるから、シャッタースピードを遅くして三脚を使えば☆星空☆なんかもキレイに撮れちゃうのかも!

スローモーションで動画撮影できる「ハイスピードムービー」は1000/420/240/120fpsでの撮影に対応。通常の動画撮影から、ボタンひとつで240fpsや120fpsでの高速撮影に切り替えるモードを利用して、こんな動画を撮ってみた♪ スローで見る舐め姿が愛らしすぎる……

【画像をクリック】一心不乱な姿に癒されます

猫まるカフェ

上野駅浅草口より1分の立地に2009年オープン。上野の山を一望できる明るい店内では、猫店長のしろう氏をはじめ、短い足が特徴の"マンチカン"のいちごちゃん、コスプレ猫のちゃんぷ、ブリティッシュショートヘアのぶりちゃんなど15匹がお出迎えしてくれる。平日は22:00までの営業で、夜にはアルコールとフードメニューを楽しめるので仕事帰りにも利用できるのが嬉しい


ミゾタユキの撮影ワンポイントアドバイス

猫カフェや室内は光の量が外より少なく、コンパクトデジカメではうまく撮れないと感じる人も多いと思います。しかも猫や犬などは、部屋の中で動き回るので結構大変です。

EX-FH100の大きな特徴として、1秒間に最大で40枚も撮ることが出来る高速連写のほか、パスト連写やBSの中からシーンに合わせて選ぶ連写モードなどがあります。

猫カフェは部屋の中で暗いし、寝ている猫だけではなく、動いているカワイイ瞬間も撮りたいと思うので、EX-FH100が大活躍してくれる条件がそろっていますね。

今回活用したパスト連写は、シャッターを押す前の写真も記録できるというもの。動きが予測できない動物やスポーツなどのシーンで有効です。さらにEX-FH100では、モードダイヤルで「オート」・「A」(絞り優先)・「S」(シャッタースピード優先)・「M」(マニュアル)を選ぶこともできます。今回はパスト連写+シャッタースピード優先にカメラを設定。すばやく動く猫を撮る際は、連写でも「S」でシャッタースピードを早く設定すれば、被写体を止めて撮影できますね。

実際に撮影した写真をみていくと、やはり猫がジャンプする瞬間がパスト連写効果!と感じるほどよく撮れています。ちなみに高速連写の秒間コマ数を設定することもできるので、走り回ったりジャンプする感じでもなく、動きが少ないときは秒間コマ数を少し減らすと連写の変化がわかりやすく撮れますよ。

毛づくろいの様子を写したハイスピードムービーも、猫のまったり度が楽しめますね。